11月13日 stop 病棟転換居住系施設 院内集会Part 2 資料

当日の配布資料、108ページに及びますが、盛りだくさんの資料が掲載

ぜひご一読を

201411.13院内集会資料 (PDFファイル14.0 MB)

 

2014年11月13日 stop病棟転換居住系施設 院内集会

13日は150名が参加、各地からの声および現状説明だと 盛りだくさんの充実した集会でした

当日の長谷川利夫さんのパワーポイントがとてもわかりやすかったので公開します

以下からPDFファイルをダウンロードできます
院内集会PART2直前版(20141113) (2)

JDF十周年記念全国フォーラム

権利条約の批准と私たちの社会
~私たち抜きに私たちのことを決めないで~日時:2014年12月4日(木)10時30分~16時30分

場所:有楽町朝日ホール(東京都千代田区有楽町2-5-1 有楽町マリオン12階)
JR(山手線・京浜東北線)有楽町駅 中央口または銀座口
東京メトロ(丸ノ内線・銀座線・日比谷線)銀座駅 C4出口
東京メトロ(有楽町線)有楽町駅 D7出口
いずれも徒歩1~2分

marionmap

参加費:1,000円(資料代)

定員:400名

趣旨:全国13の障害者団体・関係団体で構成される日本障害フォーラム(JDF)は、今年で設立十周年を迎えます。
そして今年は、JDFが設立以来推進に取り組んできた、障害者権利条約(2006年に国連で採択)が、ついに日本で批准されました。
十周年を機に、今後ともこの条約を活かしながら、障害のある人もない人も、 誰もが共に住みやすい社会を、すべての方々とともに目指していくため、このフォーラムを開催します。

【プログラム】

〔午前の部〕

10:30 開会
開会挨拶 日本障害フォーラム代表
来賓挨拶・記念スピーチ 政府、および関係国駐日大使館等より予定
その他来賓・講師ご紹介など

特別プログラム
JDF活動の歩み(障害者権利条約に関する取り組みを中心に)
イエローリボンのご紹介/
関係者からのメッセージなど

12:15 昼休み

〔午後の部〕

13:30 記念シンポジウム

ジュディ・ヒューマン(米国国務省 国際障害者の権利に関する特別顧問)
マリア・ソレダード・レイエス(国連・障害者権利委員会委員長)
林 陽子 (弁護士/国連・女性差別撤廃委員会委員)
久松三二(JDF幹事会副議長/全日本ろうあ連盟事務局長)

コーディネーター 藤井克徳(JDF幹事会議長)

16:30 閉会

申込方法・問合せ先

申込用紙に必要事項をご記入の上、11月25日までにFAX、Eメール、 または電話にて下記の連絡先までお申込ください。
定員に達した場合は、受付を締め切らせていただきますので、事前申込をお願いします。
(先着順・参加証などは特にお送りいたしません) 参加費は、当日に受付にてお支払いください。

お名前

ご所属

ご連絡先

住所:

TEL:              FAX:

E-mail:

※セミナーに関するご連絡、今後のご案内等にのみ使用し、それ以外の用途には使用しません

介助者

□同行する        □同行しない
次の項目で必要がありましたらレ印をつけてください。
□手話通訳     □要約筆記     □磁気ループ     □点字資料     □車いすスペース
□その他(                          )

JDF事務局(日本障害者リハビリテーション協会内)
電話:03-5292-7628   Fax:03-5292-7630
E-mail: jdf_info@dinf.ne.jp
http://www.normanet.ne.jp/~jdf/seminar/20141204/index

投稿

病棟転換居住系施設を考える会 ニュース19号

第19号(2014年10月24日)
生活をするのは普通の場所がいい
STOP! 精神科病棟転換型居住系施設!! NEWS

発行:病棟転換型居住系施設について考える会
「考える会」では,この問題について,多くの地域で学習会を開催していただくことを願っています.数人での小規模の学習会でも,依頼があれば講師を派遣したいと考えています.テキストには『病棟から出て地域で暮らしたい』(やどかり出版)をご活用下さい.(本紙の4ページをご覧下さい)
直前情報

10月29日(水) 生活するなら普通の場所で! 共に考えよう!
精神科病床転換居住系施設 in 埼玉
(会場:埼玉会館小ホール 13時開場 13時30分~16時)

ぜひ、埼玉の集会にご参加ください!!
埼玉県で病棟転換型居住系施設が?

6月26日の日比谷野外音楽堂で3,200人もの人が集まった集会を受け、埼玉県でも6つの団体(埼玉県精神障害者団体連合会 埼玉県精神障害者家族会連合会 埼玉県精神障害者地域生活支援協議会 きょうされん埼玉支部 埼玉県セルプセンター協議会 精神障害者社会福祉事業所運営協議会)が集まって、集会の準備をしてきました。
その準備の最中に、埼玉県内で病棟転換型居住系施設を考えている病院があるという情報が飛び込んできたのです。また周囲の動きを様子見している病院もあるという情報も得ています。
いろいろ調べてみると、病棟転換型居住系施設の動きは精神科病院の経営救済なのだということが、改めて明確になってきました。
そこで、急きょ埼玉県でこの集会を準備している人たちで、埼玉県議会の保健福祉医療委員会に所属する議員の皆さんに、この問題を知っていただき、集会への参加をお願いしているところです。
ある議員さんは、「日本に世界の2割の精神科病棟があることなど全く知らなかったし、病棟を住まいにするということも、その内容を知らなければそれもいいのかなあと思ってしまうところだった」と話してくれました。
実行委員会では、集会終了後の動きも大切にしようと話し合っています。集会アピールを採択し、さらに県に対する要請書を提出し、関係各所との話し合いを行っていきたいと考えています。
10.29埼玉県での集会は、とても大事なタイミングでの集会となりました。500人定員の会場を満員にすることが大切です。「病棟転換型居住系施設を考える会」の長谷川利夫さんも連帯挨拶に駆け付けてくださいます。
埼玉県以外からもぜひご参加ください。一緒に集会を盛り上げていただければと思います。
*情報1
地域医療介護総合確保基金の各都道府県の内示額示される

10月17日には厚生労働省が,地域医療介護総合確保基金の各都道府県の内示額一覧を発表しました.精神科病床転換費用も含まれる可能性のある基金です.以下のURLをクリックすると各県の内示額がわかります.
http://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/0000061597.html
この基金は国2/3負担なので,都道府県には1/3負担があります.この基金が各都道府県でどのように使われていくのかが今後問題になります.そのあたりも各県で調べていくことが必要です.
情報2は厚生労働省の概算要求についてです.いずれも都道府県の予算措置が必要になりますので,各都道府県での取り組みがとても大切になります.

 

*情報2
厚生労働省精神・障害保健課及び医療観察法医療体制
整備推進室の平成27年度予算概算要求の概要について
(関係部分一部抜粋)

概算要求にも病棟転換関連予算が組み込まれています.

1.高齢・長期入院精神障害者の地域移行・地域定着の推進
(2) 医療機関における高齢・長期入院精神障害者の地域移行・地域定着の推進(一部地域生活支援事業のメニュー) 5.1億円(0.8億円)
① 精神科病院の職員に向けた研修や、地域の事業所へのスーパーバイザーの派遣、退院して地域生活を送る当事者の体験談を聞くプログラムの実施等、長期入院精神障害者の地域移行方策及び病院の構造改革に係る取組を総合的に実施し、その効果について検証する。【新規】
(補助先)都道府県・指定都市 (補助率)定額
② 入院患者の約半数を占める高齢入院患者を対象に、院内の多職種と地域の関係者がチームとなり、退院に向けた包括的な地域支援プログラムを実施し、一般制度化を目指す。
(補助先)都道府県・指定都市 (補助率)1/2

「……等、長期入院精神障害者の地域移行方策及び病院の構造改革に係る取組を総合的に実施」というところに病棟転換が含まれると厚生労働省の説明がありました.
*情報3
病棟転換型居住系施設は認知症高齢者の受け皿に

福祉ジャーナリストの浅川氏は以下のサイト(ダイヤモンド社のビジネス情報サイトhttp://diamond.jp/articles/print/59417)で精神科病棟転換問題にも触れ,『精神科病床を居住施設に転換し,入院者をそこに移し,さらに空室には認知症高齢者を引き受けようという狙いだ』と指摘し,警鐘を鳴らしています.

 

*情報4
読売新聞 (10月7日) 読売新聞医療サイトに掲載
精神科入院 減らそう(1)医療から福祉へ転換を 伊澤さん
http://www.yomidr.yomiuri.co.jp/page.jsp?id=106183
精神科入院 減らそう(2)管理が患者の意欲奪う 山本深雪さん
http://www.yomidr.yomiuri.co.jp/page.jsp?id=106184&from=popin
精神科入院 減らそう(3)病院側も代わりたい 河崎さん
http://www.yomidr.yomiuri.co.jp/page.jsp?id=106185&from=popin
緊急出版 「病棟転換型居住系施設」問題をめぐって
病棟から出て地域で暮らしたい
精神科の「社会的入院」問題を検証する

A5版 124ページ 定価 1000円 2014年9月 やどかり出版
病棟転換型居住系施設問題は,看過できない社会問題である精神科病院への「社会的入院」を見かけ上解決してしまおうという動きでした.しかし,日本における「社会的入院」には,歴史的な背景の中,根深い問題が横たわっています.本書は,「社会的入院」問題の背景,その本質を伝えつつ,改革への具体的方策を描き出しています.
また,3,200人が集まった日比谷野外音楽堂での緊急集会でのリレートークが掲載されています.この人たちの声を社会に広く伝えたい,そんな思いを込めて本書が出版されました.
全国各地で開催される集会や学習会の資料としてご活用いただければと思います.

目 次
第1部 障害者権利条約からみた「社会的入院」問題
第1章 「病棟転換型居住系施設」問題の背景と危険性  長谷川利夫
第2章 社会的入院問題の背景と改革への視座  藤井克徳
第3章 社会的入院の真の解決に向けて  増田一世

第2部 生活するのは普通の場所がいい
第1章 新たな局面を迎えた精神障害分野  増田一世
第2章 6.26緊急集会リレートーク
目 次
第1部 障害者権利条約からみた「社会的入院」問題
第1章 「病棟転換型居住系施設」問題の背景と危険性  長谷川利夫
第2章 社会的入院問題の背景と改革への視座  藤井克徳
第3章 社会的入院の真の解決に向けて  増田一世

第2部 生活するのは普通の場所がいい
第1章 新たな局面を迎えた精神障害分野  増田一世
第2章 6.26緊急集会リレートーク

 

* 地域での集会・学習会の資料で本書をご利用になる場合には,10冊以上ご注文の場合には2割引き+送料でお分けできます.(50冊以上の場合には2割引き+送料無料)
ご注文は,やどかり出版まで(電話048-680-1891~1892 Fax048-680-1894)

 

病棟転換型居住系施設について考える会
stopbttk@yahoo.co.jp
この『速報』は、複写、転送、転載、大歓迎です。ご自由かつ積極的にご活用ください。
《連絡先》長谷川利夫(杏林大学保健学部作業療法学科)
TEL.042-691-0011(内線4534)〔携帯電話〕090-4616-5521  http://blog.goo.ne.jp/tenkansisetu

以下からPDFファイルダウンロードできます、配布転送はご自由に
6・26『NEWS』№19(20141024)

2014年10月 全国「精神病」者集団ニュース抜粋

 

ごあいさつ

しのぎやすい季節になりましたが、皆様いかがお過ごしでしょうか

夏の疲れや、秋口にはいってのうつで、体調を崩しておられる仲間もおおいようです。ご 自愛くださいませ 生活保護基準の切り下げが行われ、さらに現在住宅費の基準の引き下げ冬季加算の引 き下げあるいは廃止などが議論されています。一方で消費税増税、灯油代ほか物価の値 上がりは生活を直撃しています。 差別解消法の成立はありましたが、そのためのガイドラインを議論する障害者政策委員 会には精神障害者と知的障害者の委員はいません。全国「精神病」者集団としては申し入 れ文書準備中です。また道路交通法の改悪により運転免許取得・更新における差別、危 険運転罪という差別的な刑罰、さらに秘密保護法における適正調査における差別など、障 害者権利条約批准と同時にむしろ精神障害者に対してむき出しの差別条項が新設されて います。 厳しい時代です。しかし私たちは国内外の仲間とともに、生き延びる闘いを継続してまいります。

ともに、という言葉を今こそ

薬をのむ人はダメな人、薬をやめた人は偉い人??

山本眞理

向精神薬に関して様々な批判が出ています、極端なのは向精神薬は農薬と同じ、一滴 でも猛毒などと宣伝するドクターまで出てきています

日本の精神医療が今まであまりに投薬だけに終始し、そして一旦発病したら一生服薬 を厳守、そうでないと必ず再発します、という脅しが日常的にされています

最近の研究ではあたりまえといえばあたりまえですが、長期のそれも大量の服薬の弊害 は精神疾患そのものより大きいとされていますし、当然適切な量をできるだけ短期間という のが何の薬でも同じでしょう

しかし、薬は絶対ダメという主張とりわけ、薬をやめた人が偉い、飲む人はダメ、という主 張は、今まで服薬しないと罰せられてきた私たちにとっては新鮮に聞こえるかもしれません が、実はこれ精神医療がやってきたことの裏返し、人に順位をつける考え方。精神障害者 を品定めする思想は共通しています。

精神医療の権威否定でありながら、新たな権威に服従することを求める思想でもありま す

服薬するのは医者ではなくて私たち自身、ですから自ら主導権を握って自ら判断しなが ら服薬したりあるいはやめたりすることが重要です。服薬するか否かは白か黒かではなく善 悪でもないということがまず重要。

そして適切な自分の納得できる服薬や断薬が重要ですし、それは決して精神主義的に 頑張ることで達成できることではありません。何ごとにも手順技術というのが重要です、環境 整備とりわけ生活の基盤整備は最優先の条件でしょう。睡眠食事、運動という、聞きあきた と言われるかもしれませんが、常識的な生活のリズムや条件こそ重要でそれ抜きに根性で 頑張るというのは決していい結果を招かないでしょう

適切な量をできるだけ短期間というためには私達自身の主体的な努力が必要ですし、 それへの協力を医師に求めていくにしても医師を説得する技術も必要です

以下アメリカとカナダの仲間の作ったマニュアルです。これは非常に役に立つマニュア ルで、具体的である点実践の道標になりましょう

以下パンフご紹介

『精神科医との面接で自分の力を発揮するために』パトリシアディーガン著 長野英子訳
A5判 25ページ 500円
『精神薬から離脱するためのハームリダクション・ガイド』はイカルス・プロジェクトとフリーダムセンター
A4変形 54ページ 500円
ハームリダクションガイドは以下インターネットからも無料でダウンロードできます
http://www.theicarusproject.net/alternative-treatments/coming-off-medications-guide-japanese
いずれも書店では扱っておりません。ご希望の方は代金500円に1冊送料82円をプラスして、郵便振替でお振り込みください。どちらがご希望かパンフ名を明記してください
振込先 郵便振替口座00170-3-36736
口座名義 山本眞理
参考文献
心の病の「流行」と精神科治療薬の真実ロバート・ウィタカー (著), 小野 善郎 (監修, 翻訳), 門脇 陽子 (翻訳), 森田 由美 (翻訳)
福村出版 (2012/9/19)

なおこの2つのパンフレットは2015年4月1日以降は送料が上がります
お申し込みはお早めに

ディーガンパンフ 送料120円
ハームリダクションガイド 送料205円となります

カナダの仲間というのは間違いでした、2つともアメリカの仲間のもの

 

 

運営委員会報告

奈良県では、精神障害者団体家族会などが、身体知的には出されている福祉医療証(健康保険の自己負担分がカバーされる)について精神に拡大する運動をしています。県レベルでは方針がでたのですが、市町村によっては1級の障害者だけなどという方針もでていて、それに対して集会を開き、自治体への要請など行いました。全国「精神病」者集団も賛同しました。各地でこの制度広げていく必要があります。長年の服薬で合併症に苦しむ仲間もおおいことですし、精神病院入院費がなくて経済措置(措置要件はないけれど経済的理由で自己負担のない措置入院にあえてする)がまたぞろ出てきたことも一昨年の厚生労働省検討会で報告されています。

☆同様に交通費割引でも他障害との差別があり、これを精神障害者にも適用するよう求めていく運動も継続しています。全国「精神病」者集団も取り組むべきという話になっています

☆7 月国連人権委員会ロビ-イング報告

全国「精神病」者集団はパラレルレポートを出し、その附属文書には池原弁護士が代理人をしている精神病院保護室で暴行、そのご死亡した方の件を報告しました。
国際障害同盟(全国「精神病」者集団の入っている世界精神医療ユーザーサバイバーネットワークも構成団体)ジュネーブ事務所のご尽力で、委員の三名と個別に話すことができました。
人権委員会は自由権規約条約の委員会ですが、一番古い委員会でかなり保守的、障害者権利条約の水準を否定し、強制入院については最後の手段そして適正手続をという立場です。これは非常に問題であり、その結果出てきた勧告も障害者権利条約に矛盾するものとなっていますが、以下です
―――――――――――――――――――――――――――――――――――
人権委員会 日本政府への総括所見
精神障害者の人権に関わる部分のみ邦訳
非自発的入院
17 非常に多くの精神障害者が極めて広汎な要件で、そして自らの権利侵害に異議申し立てする有効な法的な救済手段なしに非自発的入院を強いられていること、また代替サービスの欠如により入院が不要に長期化していると報告されていることに、委員会は懸念を表明する。(7 条および 9 条)
締約国は以下を行わねばならない
(a) 精神障害者に対して地域に基盤のある代替のサービスを増やすこと
(b) 強制入院は、最後の手段としてのみ必要最小限の期間、本人の受ける害から本人を守りあるいは他害を避けることを目的として必要で均衡が取れる時にのみ行われることを確保すること
(c) 精神科の施設に対して、虐待を有効に調査し罰し、被害者またはその家族に賠償を提供することを目的として、有効で独立した監視と報告体制を確保すること
―――――――――――――――――――――――――――――――――――――
障害者権利条約の基準から言うと、(b)は到底容認できるものではないが、それですら日本の強制入院制度は満たしていない基準であるということは事実
今回人権委員会が議論した自由権規約9条における一般意見草案においても(b)と同じ表現が取られ、一切の精神病院への強制入院を否定した障害者権利条約の水準から著しく後退している この点は見逃し難い
シャドーレポートの要約
1 OECD 諸国で人口比最大の病床数、平均在院日数も飛び出ている日本の精神病院
2 強制入院もなんと入院患者の4割、諸外国の数倍の強制入院 さらに強制入院は増加し続けている
強制入院や入院を減らす政策は取られていない
3 精神病院での虐待の数々、ほぼ毎年報じられている
これに対しては虐待を防止するための有効な監視機関がなく、警察も迅速有効に捜査しない例すらある
レポートから引用
11 万人が 5 年以上入院、3 万 6 千人以上が 20 年以上入院している。世界の精神病院病床の 19%が日本にある。29 条による強制新規強制入院の一年あたりの数は 87 年の2000 件以下から 2012 年の 6685 件と3倍以上に増え続け、33 条による強制入院も96 年の 84227 件から 12 年の 209547 件へと2.5倍以上増え続けている
改正精神保健法が国会で審議された時、田村厚生労働大臣は改正法で強制入院は減らないそして強制入院は必要な医療を受けるいい機会を提供すると宣言した。2013 年に障害者権利条約を批准したのが、政府には改正法により強制入院を減らそうという政策はない
レポートから引用
保護室隔離の数は 2004 年の 7673 件から 2011 年の 9283 件にと増加、身体拘束は2004 年の 5242 件から 9254 件へと増加している(630患者調査)
隔離と身体拘束の期間に関しての公式統計はないが、1 年以上身体拘束されている入院患者がいるとか 10 年以上保護室隔離されている患者がいると告白する精神科医もいる
隔離の 11%と身体拘束の 15%以上がなんと任意入院患者にされている(630患者調査2011 年)
池原さんは大阪人権センターのサイト以下に掲載されている、虐待事件の年表も個別に話した委員にわたしました。
来年は障害者虐待防止法の見直しの年です。この法律では病院学校は通報義務の対象から外されています。おびただしい虐待が精神病院で行われ、学校もまた例外ではありません。学校と病院を対象とするとともに、拷問等禁止条約委員会でも指摘され今回も指摘されているような、独立した抜き打ち視察のできる監視機関が必要です。
実効ある虐待防止法に向け全国「精神病」者集団は取り組んでまいります
全国「精神病」者集団のサイトにパラレルレポート及び勧告の全文が掲載されていますが、インターネット使わない方には郵送しますので、窓口にお申し出ください
なお今回は夏のため航空運賃が高くなり、20 万円以上かかりましたが、カンパは 17 万円ちょっとで赤字となっております。
おこころざしのある方は今からでもカンパいただけたら幸いです、なおすでに頂いた方も含め、詳しい会計報告はお送りいたします
カンパ先 郵便振替口座 00170-3-36736 口座名義 山本眞理
よろしくお願い致します

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