山本眞理氏への絆社メーリングリストに関する要請文

全国「精神病」者集団が管理する絆社メーリングリストにおいて会員A氏本人から申立てがあり、全国「精神病」者集団の管理下にあるメーリングリストにおいて度を越した内容であると判断せざるを得なかったため、運営委員会として山本眞理氏に以下を求めたいと思います。

 

1.要請の趣旨

絆社メーリングリストという公共空間における意図不明の根拠のない憶測による誹謗中傷や個人の名誉を損ない兼ねないような行き過ぎた言動について速やかに会員Aが要請する「謝罪及び撤回」に2016年9月末までに応じるよう求める。

 

2.要請の理由

組織的な活動を困難せしめていること、全国「精神病」者集団が規定する原則の4番目「助け合い、連帯し、上記目的を達成する」に係る重大な問題であることから早急な改善を要すると判断したため。

 

3.事実経緯

8月17日、全国「精神病」者集団が管理する絆社メーリングリストにおいて山本眞理氏から「素行というから私が誰かを強姦したとかセクハラしたとかという話かと思った、Aさんみたいに」(絆社:2191)という投稿があった。これに対して会員Aは、8月18日付で「もう、10年以上のけんですが、私はセクハラは確かに致しましたが強姦はしておりません」(絆社:2200)と回答した。会員Aは、「大阪に転居しても引き起こした事件は?」(絆社:2207)、「あなたは大阪でも問題起こしているではないですか」(絆社:2216)と述べた。19日、会員Aは、「それからマリさんー。ML上での不適切な発言に関しては、撤回して謝罪してください。これは常識です。不適切でないというのなら根拠を示してください。当方風評被害莫大です。民事訴訟モノです。」と投稿し(絆社:2215)と「相当に怒っています。何の根拠もないのにデマをこれでもかと流しまくる山本マリ会員は、根拠を明確にできねば、会員に対する、誹謗中傷、名誉毀損の罪で、公開で裁かれて会員資格の有無もふくめて、裁かれるべきだと存じます。貴女の情報源は一体どこですか?」(絆社:2219)と出典元の公表を求めたが、山本眞理氏は、「法手続きに入ってくださいその方がはっきりしてよろしいかと思います」(絆社:2220)と出典の明示に応じなかった。その結果、会員Aは、公式の要求と称して「1・私が大阪でセクハラ、性暴力を振るったと言う事実無根の上での投稿を撤回、謝罪してください。2・事実だというなら、それに関する情報源と情報をMLでもDMでも結構ですからご開示ください」と投稿し、情報源の開示及び、撤回と謝罪を求めた(絆社:2226)。20日、山本眞理氏は「複数の情報源から聞いているということですが誰かは申し上げられません。法的手続きに入ってくださいそれから私は一切弁明もしませんので、除名手続きに入ってください」(絆社:2230)と投稿し、謝罪と撤回、情報源の開示の全てに応じなかった。21日、それを受けて会員Aは、「ありもしない大阪での性暴力の噂をMLに流布し、しかも撤回する気も謝罪する気も山本マリさんには全くないようですので、山本マリさんに運営委員会としての処分を要求いたします」(絆社:2246)と運営委員会に相談の連絡をした。これをもって8月24日・9月6日の二回、全国「精神病」者集団の運営委員会(利害関係人である会員Aは当該議案に限ってオブザーバー参加)において議論し、山本眞理氏と事実関係の確認を行ないながら、事態の収拾を図るべく全国「精神病」者集団としての正式な書面を出すことを確認した。

 

4.運営委員会の所見

メーリングリストという公共空間において強姦をしたなどと性犯罪者呼ばわりすることは個人の名誉にかかわる重大な問題と認識する。(これは事実、事実ではないに限らず問題である。)

このような内容は明らかに病者運動の議論に資するものではない。また、個人の信用をおとしめる以上の意図も汲み取ることができず、必然性のない悪意によるものであったことを疑わざるを得ない。

山本眞理氏は、強姦という性暴力の事実について信用に値するソースがあると主張しているが、その一方で会員Aは事実ではないと主張している。そのため双方に見解の一致が見られず、現時点では事実関係は不明と言わなければならない。

すると、山本眞理氏におかれては事実を裏付けるための信用に値する出典・根拠を示されたい。これについて山本眞理氏が出典・根拠を示さないのであれば事実の確認はできなかったとして処理せざるをえない。

とりわけて、会員Aのプライバシーにかかわる問題の暴露行為をおこなった片方で、根拠となる出典元についてはプライバシーを口実に匿名としてあつかうのは非対称であり矛盾した行為と言わなければならない。出典元のプライバシーに配慮するなら会員Aに対しても同様に配慮されるべきであり、会員Aのプライバシーに配慮されなかった以上は、出典元は明らかにされるべきと考える。

なお、運営委員会は大阪で強姦をした事実はないとする会員Aの必死な訴えを信じる。

今後、山本眞理氏は個人のプライバシーにかかわる発言には細心の注意を払われることを願う。

以 上

 

2016年9月25日

 

全国「精神病」者集団

〒164-0011

東京都中野区中央2―39―3絆社気付

tel 080-6004-6848(担当:桐原)

e-mail contact@jngmdp.org

精神障害者の福祉医療の実現に向けて 賛同署名のお願い 奈良より

いつもお世話になっております。
私どもは栃本一弥及び奥田和男を共同代表として
『精神障害者の福祉医療を実現する奈良県会議』を結成し
平成24年9月より運動を続けてきました。

その結果、奈良県は『精神障害者保健福祉手帳2級まで適用』『平成26年10月実
施』という制度設計を決定しました。
これまで精神障害者の医療費助成は精神科の通院医療に限られていましたが、
新たな制度により精神科入院や、他の診療科通院、入院すべてに助成されること
となり、
当事者、家族、関係者は10月実施を心から待ち望んでおりました。

しかし、県内12の市が適用等級を1級のみとする等、
県の方針を後退させる動きをしております。
私どもは実りある制度実施に向けて緊急集会を開催します。
集会では声明文を読み上げる予定にしており、
声明文への賛同団体を募集しております。
皆様のご助力を頂ければ幸いです。

賛同団体は障害者関係団体でなくてもかまいません。
多くの団体に賛同して頂くには、
当事者、家族、関係者皆様の力が必要です。
本メールを多くの方々に届けて頂ければ幸いです。

精神障害者の福祉医療を実現する奈良県会議
事務局 刀根治久
〒631-0078 奈良市富雄元町2-7-25SSKビル306あとりあ内
TEL&FAX 0742-55-2301
Mail shienkyo2012@yahoo.co.jp
atria@kcn.jp

精神障害者の福祉医療制度に関する緊急声明
2014年8月27日
精神障害者の福祉医療を実現する奈良県会議
共同代表 栃本一弥 奥田和男

私ども『精神障害者の福祉医療を実現する奈良県会議』は2012年9月より、精神 障害者にのみ適用されていない、障害者の福祉医療制度について、奈良県及び県 内39市町村で実施していただきたく、運動を開始しました。
運動の中で、3度にわたり精神障害当事者とその家族、関係者で39市町村及び県 に対し要望活動を続けてきました。その過程で、
①    市町村の皆様に厳しい生活実態をご理解いただき、市長会、町村会を通じて要 望を挙げていただいたこと
②    県による精神障害者の実態調査がなされ、精神障害者の置かれている困窮した 生活状況が改めて明らかになったこと
③    県議会において無所属議員も含め全会派一致で請願が採択されたこと
これらを受けて、平成26年3月25日県議会で平成26年度予算が決定されたことに より『精神障害者保健福祉手帳2級まで』『平成26年10月実施』という制度設計 がなされました。当事者、家族、関係者は、精神障害者が安心して医療にかかる ことができると、10月の制度実施を待ち望んでおりました。
しかしながら、平成26年5月21日、市長会は『身体・知的障害者とのバランスを 考え、まずは精神障害者保健福祉手帳1級所持者を対象とする』『平成26年10月 実施は難しい』という意見を県に伝えました。私たちは12市のこの意見を受け入 れることはできません。
39の市町村は、『市町村事業とはいえ、県の事業内容と補助が基礎となっている ため、県が実施すれば行う、県に要望をする』と答えてきました。私どもはその 言葉を信じ、県に対する働きかけを行ってきました。
12市による思いがけない展開に驚き、6月、7月に各市長と面会して、精神障害 者の生活実態にもとづいた制度設計を求めましたが、状況は変っていません。
福祉医療実現の運動は、これまで置き去りにされてきた精神障害者福祉を促進す る第一歩です。約2年間の運動の中で39の市町村へのキャラバンに、県議会への 請願、傍聴に、シンポジウムや報告集会に当事者と家族は先頭に立って参加して きました。12市は「まずは1級から」といわれていますが、精神障害者福祉促進 のためには「まずは福祉医療制度の完全実現から」です。
町村では県が示したものと同じ内容の制度実施に向けて準備を進めていただいて おります。ある市長は「今回の問題で精神障害者のことを勉強させてもらった」 と答えてくれました。市長会会長の東川御所市長は「困っている人を置き去りに はしない」といってくれました。少しずつではありますが理解はされてきていま す。実りある福祉医療制度の実現まで粘り強く取り組んでいくことをここに声明 します。

上記声明に賛同いたします。
賛同団体名

賛同団体名を記入いただき、shienkyo2012@yahoo.co.jp にメールで送って頂く か、郵送の場合は、8月22日までに『〒631-0078奈良市富雄元町2-7-25 SSK ビル306あとりあ内刀根宛』 に投函いただければ幸いです。

福祉医療 早期実現を求める 緊急集会

  • 8・27(水)13時
  • 場所:奈良県文化会館(小ホール)
  • 主催:精神障害者の福祉医療を実現する奈良県会議
  • 問い合わせ先:精神障害者の福祉医療を実現する奈良県会議事務局
  • TEL:0742-55-2301(担当:刀根 治久)