「精神科病棟転換型居住系施設」問題を考える  緊急の集い

2014年6月30日(月) 午後7時~9時
福岡市市民福祉プラザ ふくふくプラザ602
福岡市中央区荒戸3丁目3-39

基調報告 倉知 延章 氏(九州産業大学教授)

精神科病棟を居住施設などにして、そこに社会的入院の患者を退院させて住まわせようという構想が浮上し、厚生労働省の検討会で議論されています。
病院の敷地内に患者を退院させることは看板の架け替えに過ぎないと、以前から批判が出ていました。
社会的入院の解決法としては、地域にこそ予算を配分すべきだとの声も上がっています。今月中にも検討会の結果が出ると言われています。
この問題を考えるために、急きょ、集いを開きます。講演の後に意見交換の時間を持ちます。お誘いあわせのうえ、ぜひご参加ください。

参加費 無料  申込み不要

呼びかけ人
石松 周(障害者の生活と権利を守る会福岡県連絡協議会会長)
古賀知夫(きょうされん福岡支部副支部長)
下川悦治(日本てんかん協会福岡支部副支部長)
白石雄二(すずめのお宿・家族会世話人)
野澤重信(福岡市精神保健福祉協議会会長)
藤田幸廣(NPO法人自立生活センター福岡代表理事)
八尋光秀(弁護士)
山梨宗治(NPO法人全国精神障害者ネットワーク協議会事務局長)
和田幸之(統合失調症患者)
和田智子(こころの病の患者会うさぎの会会長)
有吉 時寛(社会福祉法人福岡あけぼの会理事長)
一木 猛(公益社団法人福岡県精神障害者福祉会連合会会長)
星野秀治(元帝京平成大学・社会保障法学)
内田博文(神戸学院大学教授)
(6月21日現在)
お問合せ 080-7069₋9530(和田)

2014年6月26日集会アピール

普通の場所で暮らしたい!
病棟転換型居住系施設に反対し、人権を守るための緊急アピール

我が国における障害のある人たちの人権が重大な危機にさらされています。
現在、厚生労働省に設置されている「長期入院精神障害者の地域移行に向けた具体的方策に係る検討会」では、精神科病院の病棟を居住施設に転換する「病棟転換型居住系施設」構想が議論されています。
検討会は、長期入院をしている人たちが、地域で安心した暮らしを実現するための検討が目的だったのですが、余った病棟をどう使うのかという議論にすり替えられています。病院に入院している人が帰るべき場所は、「地域」です。現在ある病棟に手を加え、看板を「施設」と架け替えてもそこは「地域」ではありません。
日本の人口は世界の2%にすぎませんが、精神科病床は世界の2割を占めています。日本に重症の精神疾患が多発しているわけはありません。1年以上の入院が20万人、10年以上の入院が7万人、諸外国なら退院している人がほとんどです。
今すべきことは、長期入院を続けている人たちが、地域に帰るための支援態勢を整えることです。病棟転換型居住系施設ができてしまえば、入院している人たちは、病院の敷地内に留まることになってしまいます。そればかりか、統合失調症の入院者が激減し、余ったベッドを認知症の人で埋めようという経営戦略の一環として、次なる社会的入院が生まれていくことが危惧されます。
我が国は、本年1月に障害者権利条約に批准しました。障害者権利条約では「他の者との平等を基礎として」という言葉が35回述べられ、第19条では、「障害者が、他の者との平等を基礎として、居住地を選択し、及びどこで誰と生活するかを選択する機会を有すること並びに特定の生活施設で生活する義務を負わないこと」としています。病棟転換型居住系施設はこれらに反し、国際的な非難をあびることになることは明らかです。さらに障害者権利条約を守らなくていいという前例をつくることにもなり、到底認めることはできません。もしもこのようなものを一旦認めてしまえば、日本の障害者や認知症の施策に多大な悪影響を及ぼすことは間違いありません。どんなに重い障害があろうと地域生活は誰にも侵すことのできない権利です。同時に家族に依存した支援のあり方を大きく変えていく必要があります。
病棟転換型居住系施設は、人権をないがしろにする「あってはならない施設」であり、日本の障害者施策、認知症施策全般の根幹を揺るがす愚策に他なりません。私たちは、この施設構想の検討をやめ、社会資源や地域サービスの構築を急ぎ、誰もが地域に普通に暮らすことができるよう強く求めます。

2014年6月26日

生活をするのは普通の場所がいい STOP! 精神科病棟転換型居住系施設!!
6.26緊急集会参加者一同

6/26緊急集会速報 No.10

生活をするのは普通の場所がいい
STOP! 精神科病棟転換型居住系施設!!
6.26緊急集会
速報
第10号(2014年6月25日)
発行:病棟転換型居住系施設について考える会
6.26緊急集会
いよいよ明日!

いよいよ緊急集会の当日まで残すところ1日となりました。
全国各地の取り組みによって、緊急集会開催決定の4日から20日間(3回の土日を含む)のみなさんの大奮闘によって、明日の日比谷野音での「生活をするのは普通の場所がいいSTOP!精神科病棟転換型居住系施設!!6.26緊急集会」は、会場を“満杯”にする強い手ごたえが日々強まっています。また各地からの「反対声明」も増えています。
マスコミの注目度も段々高まっています。
明日の東京の天気予報は、「晴れ・曇り」です。日比谷野音を“満杯”にする環境は整ってきました。
日比谷野音を確実に“満杯”にするためには、昨日参加呼びかけをできていない人たちに確実に呼びかけを行うことが必要です。
また、自分の周りをもう一度みわたして、“呼びかけを忘れている人たちはいないか”、“参加の呼びかけをお願いできる人たちが残っていないか”、など振り返ることが必要です。どんな取り組みやスポーツでも、最後のスタートが勝敗の分かれ道です。
『日比谷野音を必ず“満杯”に』をみんなの“合言葉”にして今日1日頑張りましょう。

と き 2014年6月26日(木)正午開始
ところ 日比谷野音(野外音楽堂)(東京都千代田区日比谷公園内)
プログラム(0:00pm~3:00pm/11:00am開場) ※手話・要約筆記あり
●基調報告「なぜ、病棟転換型居住系施設を認めてはならないのか?」
●さまざまな立場の方から連帯のあいさつ~共感と応援のメッセージ~
●リレートーク1「私たちの声を聴いてください
~社会的入院を経験した当事者、そして家族・支援者の声~」
●リレートーク2「病棟転換問題と障害者権利条約を考える~障害の違いを超えて~」
●緊急アピール(集会終了後、代表団が厚生労働省に届けます)
【6.26緊急集会】に参加される皆様へのお願い

1.当日の天候に備えた準備のお願い
(1)雨の場合には、雨具等ご用意ください。座席も濡れますので、雨合羽のご用意があると、より快適に緊急集会をお楽しみいただけます。
衣類や足元が雨に濡れますと、知らない間に体温が奪われ、体調を崩す原因となります。 充分ご注意ください。
(2)晴天の場合には、日除け用の帽子をご用意いただくなど、直射日光への対策をお願いいたします。また、気温の上昇も予想されますので、水分や塩分の補給ができる準備をお願いいたします。

2.当日の開場時間と来場時間
2014年6月26日(木)の開場は、午前11時となっております。
この時間まで、日比谷野音の会場内に入ることができません。
約3,000人の来場者が見込まれておりますので、あまり早い時間に大勢の来場者がありますと、会場周辺の混乱が予想されますので、できるだけ開場時間である午前11時以降に、ご来場くださいますよう、ご協力をお願いいたします。

3.スタッフとしてご協力くださる皆様へ
(1)集合時間と集合場所
当日、スタッフとしてご協力下さる皆様は、可能な限り午前9時に、日比谷野音のステージ前にお集まりください。
(2)昼食の用意
誠に申し訳ありませんが、【6.26緊急集会】にご協力下さる皆様への食事のご用意はございません。
昼食等は、各自ご用意いただくか、空いた時間に適宜摂っていただくことになります。
集会が始まりますと、スタッフの皆様も集会に参加されると思いますので、買いに行ったり、食べに行ったりすることが難しいと思います。開会前(可能であれば来場前)に、会場付近のコンビニエンス・ストアー等(次ページをが参照ください)で調達されると良いかと思います。

6.26緊急集会は、参加者みんなでつくる会です。
お気をつけてお越しください。

(HIBIYA周辺コンビニMAP)

 

まだまだ続く、全国各地で反対声明!!

6月23日
公益社団法人 大阪府精神障害者家族会連合会
当事者・家族等の声を充分に聞いて「社会的入院」の早期解消を実現してください
―「病棟転換型居住系施設」の提案に反対しますー
(厚生労働大臣、障害保健福祉部長、検討会座長 宛)

長期入院精神障害者の地域移行に向けた具体的方策に係る検討会において、「病院で死ぬということと、病院内の敷地にある自分の部屋で死ぬことには大きな違いがある」という発言があったと聞きました。しかも、精神障害者の身近で生活を支えている関係者からの発言です。この発言には、驚きとともに憤りを感じています。
精神科の病院において、空の出た病棟をグループホームなどに転換して、退院可能な人をそこに住まわせ、退院したことにしようというものです。
いまこの検討会で議論されているのは、いつでも退院できる状態にあるが、引き続き入院を重ねている「社会的入院」の状況にある7万人もの人たちの、地域生活への移行をどのようにして実行して行こうかなということです。
これがなかなか実現しない中での発言です。なぜ退院促進が実現して行かないのか。
それは、精神障害者が地域で生活できる施設と、彼らの生活を支える人的資源を整備してこなかったからです。
委員会の論議の中心は、地域移行を確実にスムーズに進めるための地域の受け皿をいかに整備していくのかであるべきだと思います。
「どこで死ぬのか」でなく、「どこで生き、どこで生活するのか」が問われていると思います。
今回、わが国も批准した国連の「障害者権利条約」においたも、第19条「自立した生活及び地域生活への包容」において、「障害者が、他の者との平等を基礎とし、居住地を選択し、及びどこで誰と生活するかを選択する機会を有すること並びに特定の生活施設で生活する義務を負わないこと」と述べています。正しく「どこで生活するか」について他の者との平等の権利を有するとしているのです。
厚生労働省及び当該の検討部会において、「社会的入院」を真に解消する方策について、当事者、家族の声を聞いて、真摯な議論を積み重ねられることを切に要望します。
「6.26」に続け!
6月30日(月)、九州・福岡で緊急集会開催

「精神科病棟転換型居住系施設」問題を考える緊急の集い
平成26 年6 月30 日(月) 午後7 時~9時  《参加費 無料 申し込み不要》
福岡市市民福祉プラザ ふくふくプラザ602(福岡市中央区荒戸3-3-39 Tel 092-731-2929)
【基調報告】 倉知延章 氏(九州産業大学教授)
【呼びかけ人】石松 周(障害者の生活と権利を守る会福岡県連絡協議会会長)、古賀知夫(きょうされん福岡支部副支部長)、下川悦治(日本てんかん協会福岡支部副支部長)、白石雄二(すずめのお宿・家族会世話人)、野澤重信(福岡市精神保健福祉協議会会長)、藤田幸廣(NPO法人自立生活センター福岡代表理事)、八尋光秀(弁護士)、山梨宗治(NPO法人全国精神障害者ネットワーク協議会事務局長)、和田幸之(統合失調症患者)、和田智子(こころの病の患者会うさぎの会会長)、有吉時寛(社会福祉法人福岡あけぼの会理事長)、一木 猛(公益社団法人福岡県精神障害者福祉会連合会会長) 星野秀治(元帝京平成大学・社会保障法学) (6月16日現在)
病棟転換型居住系施設について考える会
stopbttk@yahoo.co.jp
6月26日(木)は、みんなで日比谷野外音楽堂(東京都・日比谷公園内)へ!!
《手話・要約筆記あり》
この『速報』は、複写、転送、転載、大歓迎です。ご自由かつ積極的にご活用ください。

 

6.26緊急集会 速報 No.9

生活をするのは普通の場所がいい
STOP! 精神科病棟転換型居住系施設!!
6.26緊急集会
速報
第9号(2014年6月24日)
発行:病棟転換型居住系施設について考える会
沖縄の障害のある当事者の方が,
「これから家に帰り夕飯をつくり食べて、お風呂に入って寝ます。これが一番の幸せです。」
と話していました。
「沖縄県は病院の敷地内、施設内に地域生活という考えはとらないでほしい」
そんな声もあがりました。
あたりまえのことがあたりまえにできる社会であり、
そして私が沖縄に生まれ育ったことが誇りに思うように、
誰にも同じくこの地に生まれ育ったことが誇れるような故郷があるよう、
今、沖縄からも意思表示をします。
STOP! 精神科病棟転換型居住系施設!! 6.26緊急集会に私は参加します
サポートセンターあすなろ 金城和歌子(沖縄県)

 

6.26緊急集会まで、あと2日
参加するすべての人が呼びかけ人に
そして、野音を満杯に!!

26日の天気は、前後の雨マークがあるなかで、「曇りと晴れマークの日」です。梅雨の時期では真夏日でもない・雨でもないある面では一番いい天気になりそうです。天気も緊急集会の大成功を応援しています。
参加者の期待も高まる、マスコミの関心度も高まる、政治家の応援も増えている、など、緊急集会の成功に向けた良い状況できつつあります。
参加者は沖縄(数名)から北海道までと開催決定当時予想できなかった全国的集会の様相を呈してきました。昨日参加者数の報告がありませんので、先週の金曜日(20日)集約で2,200名です。
日比谷野音を“満杯”にする強い手ごたえが生まれています。
この強い手ごたえを必ず実現しなければなりません。
そのためには、今日・明日、集会に参加するすべての人たちから、1人でも2人でも、周りにいる人たちに呼び掛けをして頂きたいのです。すでに2,000名を超える人たちが参加します。その人たちが、呼びかけをする協力者になっていただくことです。電話で、メールで、FAXで、ツイタ―で、超忙しい中ですが、みんなでそれぞれがやれる方法で取り組みましょう!!

 

6月20日
特定非営利活動法人群馬県精神障害者社会復帰協議会
群馬県精神障害者家族会連合会(群馬つつじ会)
「精神科病棟転換型居住系施設」構想に反対する声明文
(厚生労働大臣、障害保健福祉部長、検討会座長 宛)

現在、精神科病院の病棟の一部を居住施設に改修し、同じ敷地内で「病棟転換型居住系施設」として再利用する構想が打ち出され、推し進められようとしていますが、当会としましては、以下の理由により断固として反対します。

理由1:「地域移行」が遅々として進まないことの、精緻な分析がなされぬまま、「地域移行」の理念を、根底から否定、反故、逆行させる構想と捉えざるを得ないため。

長期入院の精神障害者の多くは、住まいの場や地域での支援体制が整えば、退院して地域の中で生活を送ることが十分可能とされます。事実、精神医療は旧来の精神障害者を入院させ社会から隔離するようなやり方をあらため、現在では治療を続けながら地域社会とのつながりを持って生活していくいわゆる「地域移行」がグローバルスタンダードであり、精神医療の先進諸外国においての歴然たる実績がそれを証明しています。わが国においてもこれらの考えに依拠し、平成16年9月に「精神保健医療福祉改革ビジョン」が示され、早10年が過ぎようとしています。この基本方針にはそもそも

①「『入院医療中心から地域生活中心へ』」という基本方策を推し進めていくために、国民各層の意識の変革や立ち遅れた精神保健医療福祉体系の再編、基盤強化」

②「退院可能とされる約7万人の退院による解消」の二つの基本方針が明確に打ち出されました。しかしながら、10年もの歳月が経過した現在、このいずれもが未達成であるに加え、これらの要因分析や本質的な課題・問題点の検証なきまま、病院敷地内に精神病棟を一部手直ししただけの「転換型病棟」を造り、そこに精神障害者を移すことによって、形だけの精神病床削減を図ろうとする構想は、到底受け入れがたいものと考えます。ましてこの構想は、実質的には旧来の「病棟入院生活」と変わらず単に名称をすり替えただけの安易・稚拙な方策であり、医療費抑制や病院経営都合優先の視点に重きを置き、本来主役であるはずの障害者を置き去りとし、その人権を侵害する不当な行為と、捉えざるを得ません。本来、障害者は、地域社会の中で様々な人間関係や体験の場を積み重ねながら、悩みを解決していくのが自然な姿であり、そのために、まずは障害者を含めた社会全体が、互いを信頼し助け合える世の中になっていくことが、望ましい姿ではないでしょうか。「病棟転換型居住系施設」構想は、旧態依然とした閉ざされた病院敷地内で、固定化した狭い人間関係や体験機会に限定される日常を繰り返す点において、本質的に入院生活となんら変わりません。障害者の自由意志と主体性を尊重し、生活権を保障していくという本来の地域移行の理念・原点に立ち返った入念な検討・検証を期待します。と同時に、目の前に厳然と立ちはだかる根源的・本質的問題とされる「家族による支援余力の限界、社会資源の不足、地域社会の無理解、精神障害者に対する個々人の偏見・差別等」に一つ一つ対峙し、真正面から地道に取り組んでいくという正攻法からの解決・解消を期待します。

理由2:わが国が批准した「障害者権利条約」を、明確に違反する政策と捉えざるを得ません。

障害に基づくあらゆる差別の禁止、障害者の差別禁止や社会参加を促す国連の『障害者権利条約』が発効されてから5年余りが経った本年1月、ようやくわが国は世界141番目の批准国となったのはまだ記憶に新しいことです。この条約第19条の中には、「すべての障害者が他の者との平等の選択の機会を持って地域社会で生活する平等の権利を定める」「特定の生活施設で生活する義務を負わないこと」などが明記されています。障害者が精神科病棟とほぼ同等の「病棟転換型住居系施設」や入所施設以外での暮らしの選択ができないことは、明らかにこの権利条約に違反することになります。と同時に、この構想に基づいて、名ばかりの「地域移行」が成し遂げられたとしたら、わが国において、「院内地域移行」「院内退院」と言うにわかに信じがたく、国際的にも大いに恥をかく政策を日本国が公然と許可、推奨する事態となります。さらに悪いことには、一度この形での地域移行が成し遂げられたなら、長期社会的入院者の本来の姿での地域移行の実現は、さらに困難さを極めとともに、国民の間で後世までこの取り返しのつかない過ちを犯してしまったことの愚かさが語り告がれることになるでしょう。 ちなみにわが国の精神科病床は現在約34万4千床と、世界全体の精神科病床数約185万床のうちの実に約5分の一を占めています。また、入院患者数は約32万人で、平均入院期間も欧米諸国と比べ、格段に長いのが特徴です。このように世界的に見て異常とも思われるこれらの現状に至るには、わが国特有の精神医療に対する偏った考えや施策、精神障害者に対する差別・偏見の歴史を鑑みなければならないと考えます。例えば、わが国においては、かつて明治から太平洋戦争まで精神病者を自宅の座敷牢に隔離する「私宅監置」しかり。1950年には強制入院や国庫補助金制度を盛り込んだ『精神衛生法』制定後に民間病院が急増。1958年に通知された「精神科特例」や1960年設立された「医療金融公庫」により、病院数のさらなる拡大と医療の質の低下を招いたとされています。これらの歴史の一例が示すように、過去への真摯かつ厳粛な振り返りと検証、反省を踏まえ、二度と同じような過ちを起こさない覚悟と責任を持って、批准した「障害者権利条約」を守り抜く模範国となる努力を期待します。

(新聞切抜き)
・上毛新聞(2014年6月24日)
空き病床利用に反対
精神科退院者居住の場転換
家族の会などが声明

・京都新聞(2014年6月24日)
精神病床「居住の場」に活用方針
長期入院御固定化懸念
病棟転換型居住系施設について考える会
stopbttk@yahoo.co.jp
6月26日(木)は、みんなで日比谷野外音楽堂(東京都・日比谷公園内)へ!!
《手話・要約筆記あり》
この『速報』は、複写、転送、転載、大歓迎です。ご自由かつ積極的にご活用ください。

 

6.26緊急集会 速報8号

生活をするのは普通の場所がいい
STOP! 精神科病棟転換型居住系施設!!
6.26緊急集会
速報
第8号(2014年6月23日)
発行:病棟転換型居住系施設について考える会

「6。26緊急集会」まであ  と3日

いよいよ26日の緊急集会まで今日を含め残り3日間となりました。
集会開催決定からほぼ2週間の大奮闘によって、参加者は沖縄から北海道と、文字通り全国的集会の様相を呈してきました。
みんなねっとの役員の方々が壇上で発言など家族会での取り組みも大きく前進しています。
その結果、6月20日現在の集計による参加者数は、2、200名となりました。
緊急集会の開催決定から2週間、みなさん・全国各地の大奮闘によって大きな変化をつくり出しています。
精神医療・保健・福祉における歴史的大集会になってきました。

「転換型居住系施設」構想は、精神保健福祉法の改正を受けて、「良質かつ適切な精神障害者に対する医療の提供を確保するための指針」を策定するための「検討会」の議論の中で、ある構成員の「最善とは言えないまでも、(精神科)病院で死ぬということと、病院内の敷地にある自分の部屋で死ぬということには大きな違いがある。居住系施設を考えるべき」との発言をうけて、2月に検討会が設けられて具体的に動いています。
「良質かつ適切な精神障害者に対する医療の提供を確保するための指針」、「長期入院精神障害者の地域移行に向けた具体的方策の在り方」が、『病院も地域』という厚労省北島課長発言などによって、“地域移行”は精神科病棟の居住系施設にすり替え誤魔化されようとしています。
2004年に厚労省は、「入院生活中心」から「地域生活中心」へと宣言しました。しかし、10年経過していますが、一向に変わっていません。
その上に、“地域移行”が「自分の部屋で死ぬということには大きな違いがある」と、長期入院者を一生精神科病院に収容し続ける施設を許したら、“何でもあり”になり、精神科医療も障害者施策も改革は、はるか彼方へと遠のいてしまいます。
26日の緊急集会は、厚労省の“すり替え”・“誤魔化し”は絶対に許さない・正す大集会でもあります。精神科医療そして障害者施策の今後の行方に決定的影響を与える“節目の集会”です。
日比谷野音を“満杯”にするというのはけして容易なことではありません。しかし、残された3日間、みんなで、全国各地での参加呼びかけの取り組みを大奮闘するなら十分可能な条件ができています。
これからの3日間、悔いのない取り組みをしようではありませんか。

各地からの声

北海道から
「精神科病棟転換型居住系施設」に私は反対です

厚生労働省は、精神科に長期入院する患者の地域移行のためとして検討会を立ち上げ、精神科の病棟を転換して、病棟に精神障害者の居住施設系を作ろうとしています。
1月に国は国連の障害者権利条約を批准したのに、障害者の地域生活を保障するどころか、精神障害者を終生病院に囲い込もうとしています。
障害者だって、人の命を賜り生まれてきたんです。人としての幸福を願うのは当たり前のことです。ところが検討会では、病棟で死ぬより自分の部屋で死ぬほうがましだといいますが、精神病を一度発病したからといって、生涯病棟に閉じ込めてそれが良いとするなど、精神障害者の一人として、絶対に許すことができません。
6月26日には、東京日比谷の野外音楽堂で「転換型居住系施設」に反対する集会があり、すみれ会から参加します。多くのなかの一人ですが、皆の力をあわせ、精神障害者の尊厳を踏みにじろうとする、国のあり方を改めさせ、障害があっても、地域で普通に暮らす事を望む多くの人たちと手を取り合っていけたらと思います。
(すみれ会 土屋晴治)

埼玉から
私はこう考える、病棟転換問題 ~やどかりの里のメンバーの声~

☆自分もいつ入院するかわからない。入院した時に、一生を病院で過ごすことになるかもしれないと考えるととても怖い。そんな心配をしなくて済むよう、まずは安心して地域で暮らせる制度をつくって欲しい。(臼井崇起)
☆そもそも誰のための議論か。まったく当事者を抜きにして話が進められている。自分が何十年も病院で過ごすことをイメージして、考えてみて欲しい。そして病院は経営的な視点に立つ前に、精神科医療の底上げに力を尽くすべきだ。(渡邉昌浩)
☆入院=治療だとは思いません。病院では、限られた人としか関わることができないでしょう。精神障害のある人にとって、地域に出て、社会参加してこそ回復につながる部分もあるのです。(S.S)
☆私は5回の入院経験があります。長期ではありませんでしたが、それでも辛い入院生活でした。私と同じように入院している人たちが、やっと地域に出たと思っても、それが病院の敷地内と考えるとやりきれません。この問題を広くいろんな人たちに知って欲しい。そのために、6.26では声を上げたいと思います。(O.N)

-Nothing About Us Without Us!-この思いを胸に、やどかりの里からは126人観光バス2台で駆けつけ、日比谷野音で「居住系施設にNo!」の声を上げます。

病棟転換型居住系施設について考える会
stopbttk@yahoo.co.jp
6月26日(木)は、みんなで日比谷野外音楽堂(東京都・日比谷公園内)へ!!
《手話・要約筆記あり》
この『速報』は、複写、転送、転載、大歓迎です。ご自由かつ積極的にご活用ください。

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