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20170125基準部会28回
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20170125基準部会28回
習志野市役所の障がい者不当解雇事件
2月17日(金)午後 1時半千葉地裁傍聴を
千葉地裁601号法廷(70席)を埋めつくそう。2月17日傍聴をお願いします
宮本泰介習志野市長が、一昨年6月に「身体障がい者枠」で正式採用した青年Aさんを、たった9ヶ月間働かせただけで「能力不足」と決めつけ、昨年2月に解雇してしまいました。
Aさんは労働組合「ユニオン習志野」に加入し、解雇撤回と職場復帰を宮本市長に求めてきました。「障がい者として採用しながら能力不足で解雇」という前代未聞の乱暴なやり方に習志野市民や全国から市長に抗議の声が寄せられ、新聞でも50回近く取り上げられ、市議会でも多くの議員が解雇撤回を求めました。しかし宮本市長は解雇撤回を拒否、障がい者団体との話し合いすら拒否して、本人や市民の声を聞こうとしません。
やむなくAさんは解雇撤回を求めて千葉地方裁判所に提訴しました。
2月17日第2回裁判が行われます。
70席の傍聴席を埋めつくしましょう。傍聴へのご参加をお願いします。
未来ある青年を解雇や過労自殺に追い込む理不尽
社会にまん延する解雇や過労死・過労自殺。日本最大の広告代理店・電通の24歳の女性新入社員が「働きたくない。一日睡眠2時間はレベルが高すぎる」「毎日次の日が来るのが怖くて寝られない」「仕事も人生も、とてもつらい」と言い残して、過労自殺しました。この女性も入社から9ヶ月で命を奪われたのです。
地方自治体や大企業が未来ある青年をたった9ヶ月で、「能力不足」と決めつけて解雇したり、過労自殺に追い込む。こんな理不尽なことがあるでしょうか。人間は一人一人が様々な可能性に満ちあふれており、一方的な価値観で「能力不足」と決めつけるのは傲慢なことです。「能力不足」と決めつける前に、未来ある青年を育てる責任が宮本市長にあるはずです。それが出来ないなら市長失格です。宮本市長による「能力不足」での障がい者解雇事件と電通・過労自殺事件は、雇用破壊・人間破壊の許しがたい日本社会を示す象徴的な大事件です。絶対にあいまいにできません。
2月17日(金)の予定
午前11時30分~正午過ぎ 千葉市内デモ
(パルコ隣千葉中央公園集合)
午後1時30分から(傍聴券配布は1時15分から)
千葉地裁601号法廷(京成「千葉中央」駅下車徒歩8分)
裁判終了後2時から
きぼーる13階会議室で裁判報告会
いわゆる「重度かつ慢性」の基準化に反対する声明
2012年6月28日に開かれた第7回 精神科医療の機能分化と質の向上等に関する検討会で「今後の方向性に関する意見の整理」が発表され、その中で、今後の精神科医療においては「新たな長期在院者を作らないことを明確にするため、『重度かつ慢性』を除き、精神科の入院患者は1年で退院させ、入院外治療に移行させる仕組みをつくる」との方針が出された。このなかで「重度かつ慢性」の患者については、「新たな長期在院患者を増やすことのないよう明確かつ限定的な取扱とする」こととし、その基準については「調査研究等を通じて明確化する」とされた。
この「重度かつ慢性」の基準については、平成25~27 年度 厚生労働科学研究費補助金 障害者対策総合研究事業「精神障害者の重症度判定及び重症患者の治療体制等に関する研究」として取りまとめられた。さら、2016年4月22日の「新たな地域精神保健医療態勢のあり方分科会」では、同研究の研究代表者である安西信雄氏(帝京平成大学大学院 臨床心理学研究科)を招きヒヤリングを行い、その後も議論が続けられている。
この「重度かつ慢性」の基準化は同分科会においても複数の構成員から、「『重度かつ慢性』という評価判定は非常に絶望的な響きとともに、退院の対象にならない人、そういうレッテルになってしまうおそれがすごくあって、それをすごく恐れています」(精神保健福祉事業団体連絡会:伊澤構成員)、「地域で私ども経験していると、妄想ばりばりでも朝ちゃんと起きて自分なりに食べられて、言葉は悪いですけれども、自傷他害という感じがなければ退院して生活していらっしゃる方はいっぱいいます(中略)これがそれこそ壁にならないようにしていただければということです」(日本作業療法士協会:荻原構成員)、「治らない人、よくならない人みたいな形で捉えられてしまうと、臨床的ではないというか、医者のほうがよくならないと思って治療しても患者さんはよくならない方が多くなると思うのです。決してそういうふうにならないように構成しなくてはいけないのではないか(中略)外来で私が診ている患者さんでもこの基準であれば該当する方がおられます。項目の問題もあるだろうとは思うのですけれども、そのあたりをもう少し厳密にやる必要があるのと同時に、そういう対象の方がどうして地域で生活ができているのかをしっかり調査しないといけないのではないか」(日本精神神経科診療所協会:田川構成員)などと問題点が指摘されている。しかしながら、その後の検討会において、これらは省みられることなく、この「重度かつ慢性」の対象者は入院患者の6割とするなど、常軌を逸した議論が行なわれている。
そもそも、「重度かつ慢性」の患者については、「新たな長期在院患者を増やすことのないよう明確かつ限定的な取扱とする」とされていたはずである。しかしその限定的であるはずのものが6割というのは極めて不適切と言わざるを得ない。
私たちは、このような「重度かつ慢性」の基準をもって、これからの精神保健医療福祉の施策を検討することに反対する。さらに、現在開催されている「これからの精神保健医療福祉のあり方に関する検討会」において、このような不適切な基準を基に議論を進めないよう強く求める。
2016年12月7日
病棟転換型居住系施設について考える会
昨年,精神保健福祉法の見直しのための検討会が始まり,7月26日の相模原市の津久井やまゆり園の事件を受けて,措置入院制度の検討が加わるなど,精神障害に関する様々な動きがあります.いずれも精神障害のある人の権利を大きく侵害する可能性がある動きであり,病棟転換型居住系施設を考える会の毎月の寄り合いでも危機感をもって,これらの動きを注視しています.12月にはいわゆる「重度かつ慢性」の基準化に反対する声明を発表しました(次ページ参照).
精神保健福祉法の改正の動向,その中で気になる「重度かつ慢性」の基準化,社会保障審議会障害者部会で検討されている次期障害者総合支援計画などの動き,社会保障のあり方を大きく変えようとしている「我が事 丸ごと」地域共生社会が示す方向性など,今検討されているいくつかのことを取り上げて,状況を共有しながら,これからの「考える会」の方向性など検討できたらと思っています.ぜひ,ご参加ください.
プログラム(予定)
13:30~13:40 拡大学習会開会にあたって 長谷川利夫(杏林大学保健学部)
13:40~14:30 テーマ1の報告と討論 長谷川利夫
これからの精神保健医療福祉のあり方に関する検討会の動向と「重度かつ慢性」問題について
《休憩 10分》
14:40~15:20 テーマ2の報告と討論 古賀 典夫
(障害者は怒っているぞ全国ネットワーク)
社会保障審議会障害者部会の動向(精神障害分野を中心に)
15:20~15:50 テーマ3の報告と討論 増田 一世(やどかりの里)
「我が事 丸ごと」共生社会とは
《休憩 10分》
16:00~17:00 全体討論 「考える会」で取り組んでいくこと 今後の方針について
進行:関口明彦(全国「精神病」者集団)
ニュース最新号は以下からPDFファイルダウンロード
6・26『NEWS』№29(20170125)-1
病棟転換型居住系施設について考える会 stopbttk@yahoo.co.jp
この『速報』は、複写、転送、転載、大歓迎です。ご自由かつ積極的にご活用ください。
《連絡先》長谷川利夫(杏林大学保健学部作業療法学科)
TEL.042-691-0011(内線4534)〔携帯電話〕090-4616-5521 http://blog.goo.ne.jp/tenkansisetu
厳しい寒さが続いております。皆様いかがお過ごしでしょうか。
何か今年はいいこと一つくらいとは思いますが、嫌なことだらけのニュースになってしまいました。
でも闘いは継続しています。目の回るようなスピードですが、スケジュールご覧ください。そして小さな営みとはいえ、個別課題での共闘の広がり手応えは感じております。習志野市の障害者差別解雇事件、そして医療費助成を精神障害者へも拡大へという東京での闘いなどなど。
東京の精神科救急は日本で最悪で、東部で時間外に強制入院となると翌日には多くの場合遠い多摩地区の当番病院に送られます。これは関西で言えば京都の方が神戸の病院に送られるような距離です。交通機関の事情を考えればもっと遠いとすらいえます。
地域で医療を受ける権利は東京では剥奪されています。もちろん地方の過疎地では当然の日常でもあり、外来診療すら一日がかりというところも稀ではないでしょうが。
17ページの1月28日の集会では東京の精神医療の実態について被害者の生々しい話を聞くことができます。ぜひご参加を
今年はまさに全国「精神病」者集団にとっても正念場の年です。精神保健福祉法改悪があり、そして1月20日開催の国会には共謀罪が提案されようとしています。1月20日行動および集会にもぜひご参加を
東京オリンピックに向け精神障害者に対しても措置入院の強化が今後も続いていくことでしょう。
共に生きる社会を目指して、障害者権利条約完全履行を目指してともに闘いましょう
富岡太郎
今日私は「二重会報発行の責任を取って運営委員会は解散するべきである」という「意見」を胸に、交流会に臨みました。しかし交流会が終わってみると、仲間と出した「結論」は私の考えと違うものとなりました。
山本真理さんが運営委員会に不信感を持つ「背景」には、おそらく、「精神を病んでいる人とそうでない人との間にある、対等性が欠けた現在のシステム」があるようでした。「法的に対等とみなすものとする」という「宣言」が確立されれば、障害者は健常者との「議論 のテーブルにつく」ことができます。「強制入院反対・隔離拘束反対・自殺反対・貧困反対」について話し合えるでしょう。しかし「宣言」は日本において存在せず、「狂気」はかつての「同性愛者」と同様、「異常」とみなされています。(何が異常かどうかが多数派に決められているようです。少数派は異常ではなく、むしろ時代の危機の警告者であると私には思われます)。
私は「ジャンケン」の例で、その不条理を説明しました。「医者は、「私は専門家だから私の言う通りグーを出しなさい」と言い、患者が「グー」を出すと、医者は「パー」を出して、「ほら、私の勝ちだよ。だから私は正しいんだよ」というやり方を好み、患者と医者がトラブルになるときちんとした争いにならない」と言い ました。
「精神を病んだ」というだけで「法的に意思決定に問題性がある」とみなされ、その「非対等性」を考えると、「専門職との全面共闘はできない」という山本さんの原則論が理解できます。(山本さんは課題別共闘はやっているそうです)。これに対して運営委員会は「議論のテーブルにつかない姿勢が利敵行為ではないか。いつまでも強制入院はなくならない」という考えの人が多いようでした。この「コアにある難問」について、山本さんの懸念が運営委員に伝わっていないようでしたので、私は「障害者権利条約」の話題をしました。「患者の声も取り入れる時代になったから、専門職のアリバイ作りに協力しないように」という懸念をです。「当事者の声も聞いてやっています。当事者も参 加してみんなでやっています」というアリバイ作りに加担すると、「現状維持」が正当化されるおそれが発生するのです。「根本的な法的地位を確立する宣言」がなされないかぎり、患者の声は、「都合のいいところだけ」専門職につまみ食いされ、「強制入院廃止」は「絵に描いた餅」となります。窓口係の山本さんが死守しているものは何か・・・どうして運営委員会に対立するのか・・・「差別」とはいったい何か・・・今度「宿泊拡大交流会」で「運営委員会と窓口係と有志の会員で一緒に考えよう」という流れになりました。私はそのようにとらえました。「今は平行線だが、自分たちで結論を出そうとすること、法廷に持ち込まないこと(プライベートな侮辱は別です。会のトラブルに関してです)」と いう「合意」がなされ、「当面、二重会報が発行されること、紙面でお互いの主張を争うこと」となりました。これが今日の「合意」だったと私は受け止めています。以上は私の「個人的な参加感想」です。
☆共謀罪上程阻止闘争
1月20日(金)
8時半から13時 永田町・衆院第2議員会館前ビラまき集会
14時から16時 衆議院第2議員会館の多目的会議室で、「共謀罪反対」の院内集会
☆『津久井やまゆり園事件を考える』1.26神奈川集会
◆はじめに◆
障害のある人19名が亡くなった津久井やまゆり園の事件から6ヶ月が経ちました。この事件からは、障害のある人たちが社会で生きていく上での様々な現実と課題をあぶり出されることとなりました。
元職員が抱いた「障害者なんていなくなればいい」という優生思想、措置入院という取扱いに内在する問題、事件後に警察が実名を公表しなかったこと、本人不在の建て替えなど、それぞれが大きな課題として存在しています。元職員が誤った考えを抱くにいたった背景には、入所者が地域で暮らし続けることができず、家族も疲弊し、入所施設に入らざるを得なかった現実があり、入所後も特に重い障害のある人たちについては、入所施設から出て地域で暮らせるように取り組むことができていないことがあるのではないでしょうか。
入所施設が社会から切り捨てられた人たちの隔離収容の場所になってしまうことのないように、入所施設が地域で生きていくことの困難さを解決し、地域で暮らせるよう支援していく役割を果たし、グループホームや介護派遣等、地域にある事業所が障害の重い人たちを地域で支えることのできる道を考えていかなければならないのではないでしょうか。この事件を忘れることなく、この事件が投げかけている様々な課題に向き合い、日々の取り組みに生かしていくことを願い、追悼集会を開催したいと思います。
◆日程◆
日時:2017年1月26日(木)13時~16時30分
基調講演
河東田博さん (入所施設勤務を経てスウェーデンで脱施設化等について研究、浦和大学特任教授、前・立教大学教授)
大熊由紀子さん (県社会福祉審議会委員、国際医療福祉大大学院教授)
参加者アピール(障害当事者、家族、支援者、研究者等)
アピールの採択
(集会後)代表団による県要請行動
◆場所◆
かながわ県民センターホール
〒221-0835 神奈川県横浜市神奈川区鶴屋町2-24-2 2F
最寄駅:横浜駅西口(徒歩:5分)
◆主催、お問合せ先 お申込み先
『津久井やまゆり園事件を考える』1.26神奈川集会実行委員会 事務局
神奈川障害者自立生活支援センター(KILC)
〒243-0035 神奈川県厚木市愛甲1-7-6
電話 046(247)7503、ファックス 046(247)7508 電子メール info@kilc.org
☆地域でくらすための東京ネットワーク 地域でくらすための勉強会 part2
津久井やまゆり園事件と東京の精神保健福祉の体験を語り合おう
日時:2017年1月28日(土)午後1時30分~4時
会場:北とぴあ スカイホール(東京都北区王子1-11–1)
2016年7月26日、神奈川県相模原市にある津久井やまゆり園で入所者19名の障がいがある人々が殺されてしまいました。
この事件は日本の教育や福祉の根幹である分離教育や隔離収容主義の果てに、おきてしまったことと強く憤りと悲しみを感じるものです。この事件の犠牲者のひとびとに報いるために、障がいがある人もない人も、地域社会で充実した人生を共に送るという、あたりまえのことの実現を求めて「地域でくらすための勉強会Part2-津久井やまゆり園事件と東京の精神保健福祉の体験を語り合おう」を開催します。
ぜひみなさんも会場に来て、あなたの声や主張・意見を発言して下さい。こころよりお待ちしています。
(黙祷)関口明彦さん(全国「精神病」者集団)
第一部「津久井やまゆり園事件について」
〇 佐々木信行さん(ピープルファーストジャパン)
〇 鈴木治郎さん(NPO法人神奈川県障害者自立生活支援センター理事長)
〇 古賀典夫さん(怒っているぞ!障害者きりすて全国ネットワーク「怒りネット」)
(歌演奏)見形信子さん(自立生活センターくれぱす)
第二部「東京の精神医療保健福祉の現状」
〇 戸田和博さん(精神障害当事者)
〇 西田えみ子さん(DPI障害者権利擁護センター)
〇 丹菊敏貴さん(精神障害者地域生活支援とうきょう会議)
〇 医療扶助・人権ネットワーク
第三部「会場の声」
参加費:500円
主催:地域でくらすための東京ネットワーク
(連絡先)こらーる・たいとう 〒131-0033 東京都墨田区向島3-2-1 向島パークハイツ1F ?03-5819-3651
☆第6回リメンバー7・26神戸アクション
時 2017年1月29日 14:30 – 16:30
所 神戸マルイ前(三宮)
昨年12月26日、津久井やまゆり園の献花台が撤去されました、「区切りを付けたい」「前に進みたい」という園経営側の意向で。
そして、すべては昨年中に終わったのだと言わんばかりに、1月10日には神奈川県によるやまゆり園建て替え計画(「津久井やまゆり園再生基本構想」)に関するヒアリングが開催。
恐ろしい勢いでのなし崩しの事件の忘却が進められています。
さらには、施設・病院・家族の元での障害者への虐待は日常化し、受精卵の着床前診断・胎児の出生前診断による障害を持ついのちの選別と廃棄は当たり前のこととして容認され、また、特別支援学校へ送られる障害児は増加し続けています。
優生思想は特殊な考えではなく、私たちの住む社会のむき出しの現実です。
神戸での追悼アクションは続きます。事件の風化と容認を、そして優生思想をゆるさないという声を今月も上げましょう。
☆障害者権利条約をみんなのものに
2017年2月25日(土)
講演:13:30~15:30 山本眞理
13:00開場(入場は無料です) 16:00~17:00~当事者ミーティング
場所: とかちプラザ307号室
帯広市西4条南13丁目 JR帯広駅南口 ℡0155-22-7890
問合せ先:NPOほっと・ぷらっと 帯広市西4条南7丁目3-1
電話とFAX:0155-25-5004 e-mail:npo.hotto.puratto@ab.auone-net.jp
☆フォーラム「日本のMattoの町をどうする!?」
日時:2月5日(日)10時~16時
場所:東京大学駒場Ⅰキャンパス18号館ホール
参加費:500円
申込み:不要
主催:バザーリア映画を自主上映する180人のMattoの会
◆内容・スケジュール◆
<午前の部>
① 「日本のMattoの町に異議あり!」 大熊一夫 ② 「私は病気でもないのに措置入院になりました」 恐怖の入院体験を語る 弘美さん&勇貴さん③ NHKハートネットTV『60歳からの青春……精神科病院40年をへて……』
<午後の部>
④ 『60歳からの青春』のその後 時男さん&鹿島真人さん(NHKディレクター)
⑤ 「精神病院が本当に不要であると心の底から思えるか?」 伊藤順一郎⑥ 会場の大討論
◯ 11ページのある、東京で障害者の医療費助成を精神障害者にも拡大という署名運動は私も参加しています。全国「精神病」者集団と家族会との共闘は80年代の刑法保安処分粉砕闘争以来かもしれません。私は初めてです。さまざまな問題でむしろ180度意見の違う家族会ですが、この指とまれ!で、課題別共闘は可能ですしするべきでしょう。いわゆる改革派の精神科医や専門職との共闘について課題別共闘というのはこういうことです。全面的共闘はむしろするべきでないという立場を全国「精神病」者集団は取ってきました。それゆえ2015年に、全国「精神病」者集団の肩書で関口さん、桐原さんが日本病院地域精神医学会の理事となっていたこと、さらに関口さんが全国「精神病」者集団運営委員の肩書で地域の事業所の理事となっていることを知ったときのショックは限りなく大きいものでした。ショックで寝込んだくらいです。どちらも大いに問題のある組織です。
◯ 11月はアジアの担当のWNUSPの理事としてインドのオルタナティブの学会に参加しました。アジアの精神障害者のネットワークの仲間中心に、各国の活動家が一同に介しました。その多くが自らの手でサービス事業を行っている人たちです。精神保健体制に雇われているというより自らの手で事業を行っている方たちも多い。この流れは先進国ばかりではなくアジア各地でも広がっています。
◯ 全国「精神病」者集団はかかる火の粉を払う闘いで手一杯で、それぞれの活動家も、自ら事業を行う余裕がなかったということもありますが、アドボケイトとしての活動以外直接のサービス提供事業をしてこなかったこと、それを今振り返るべきではないかと考えています。そしてオルタナティブというより精神保健福祉医療の改善、よりマシなものを求めてきたという側面もあります。今ある精神医療保健福祉に代わる、精神疾患概念を前提としない、当事者同士の助け合いのシステムづくりが今必要であるとつくづく考えています。それはもちろん強制入院強制医療廃絶にとって必須のものです。
◯ 全国「精神病」者集団自体は何らかのサービス提供をするというより政治闘争と一人ひとりの人権擁護アドボカシーに専念するべきでしょうが、私としては今後なんとか当事者運営の危機センター、入院に代わるサービスの創設の種をまいてから死にたいと考えています。助成金がうまく降りたら、実際にプロジェクトを始めたいと考えています。とりわけ英語のできる方興味のある方はご連絡を。
◯ 東京の多摩障害者スポーツセンターは一泊1500円で泊まれます。ここで合宿交流会を開きたいと思いますが、参加したいという方いらっしゃるかなあ。(山本)
毎月第一土曜日午後1時から午後4時まで会員交流会を中野で開きます。
全国「精神病」者集団ニュースを購読している「精神病」者会員はどなたでも参加できます。「精神病」者以外は参加できません。介助者の必要な方については、介助者は同席できます。いずれも出入りは自由です。
スカイプお使いの方は自宅からも参加できます。2日前までに窓口にスカイプ名と参加ご希望をお伝え下さい。スマホでも参加可能です。1月は会場の都合で第2週土曜日となります。3月は会場の都合で夜の交流会となります。
合宿での会員交流会に向けて議論を重ねていきたいと存じます。
2月4日(土) 午後1時から4時まで すまいる中野5階和室
3月4日(土) 午後18時から21時まで すまいる中野5階和室
4月1日(土) 午後1時から4時まで すまいる中野5害和室
場所 中野障害者社会活動会館(すまいる中野5階)
JR中野北口下車中野通り北上右手 徒歩7分 「権利主張センター中野」の名前でとってあります。
迷ったら山本の携帯電話にお電話ください。080-1036-3685
会費 無料