国連人権理事会 普遍的定期的審査に先立つプレセッション参加 カンパ要請

国連人権理事会では定期的に加盟国の人権状況総体を審査する普遍的定期的審査というものが行われます。日本政府の審査は11月14日に行われます。
国連広報センターによる人権理事会と普遍的定期的審査の説明はこちら
ここには人権高等弁務官事務所より今までの各人権条約体の勧告や普遍的定期的審査に対するNGOのパラレルレポートがまとめられ提出されます。
全国「精神病」者集団もパラレルレポートを提出しています
内閣府とNGOの意見交換会にも出席しています

宇都宮病院事件が告発されたのはこの人権理事会の前身社会経済委員会のもとにあった人権小委員会です。戸塚悦朗さんの業績です。これにより精神衛生法から精神保健法へと改定がなされましたが、この改訂自体は色々と問題があり、強制入院制度の正当化という側面もありました。しかし今度は障害者権利条約もあり、精神障害者自身の声を国連に届け国際世論を喚起することにより、日本の最悪の実態を変革できるのではとも期待しています。もちろん戸塚さんとは政治的位置における背景が全く違いますし、安倍政権の態度も問題です。人権理事会は特別報告者や各人権条約の条約体とは違い政府間の審査ですから、当然外交的な駆け引きのばでもありますので楽観視はできません。地の利としては日本が人権理事会の理事であり選挙にあたり自発的誓約もしているというところでしょうが。

下記一部引用 「 また,国連人権高等弁務官事務所(OHCHR)や特別手続の役割を重視。特別報 告者との有意義かつ建設的な対話の実現のため,今後もしっかりと協力していく。 さらに,UPRを含む人権理事会の活動に積極的に貢献していく。2012年のUPR 審査の結果を真摯に受け止め,2016年に自発的に中間フォローアップ文書を公表 する。 人権理事会レビューの議論にも積極的に参加し,人権理事会をより効果的・効率 的に機能するものとするため引き続き取り組んでいく。 」

この審査に先立ちNGOの意見表明の機会としてプレセッションが国連会議場で、日本政府はもちろん各国の国連代表を招いて開かれますが、その発言者に全国「精神病」者集団からは三輪佳子さんが選ばれ7分間のスピーチをすることになりました。期日は10月12日ジュネーブのパレドナシオンで開かれます。
英文ですが、プレセッションの説明はこちら

日本政府は障害者権利条約を批准をしたにもかかわらず、精神障害者に対しては全く逆行した政策を取り続け、強制入院も身体拘束も保護質隔離も増え続け、また病床削減への有効な政策すら取られておりません。後見人制度についてはむしろ利用促進法まで成立させています。身体拘束に関しては、身体拘束の結果の死亡ではないかというニュージーランド人の死亡も最近公開されました。

論外の日本の状況を国際世論に訴えるためにこのチャンスを有効に使いたいと考えております。11月の本審査ではNGOの発言のチャンスはありません。

全国「精神病」者集団財政からは一銭も出せませんので三輪さんからは自己負担で参加してくださるとお申し出いただいておりますが、少しでも皆様からカンパを集めて応援したいと考えております。
旅費宿泊費で15万ほどはかかると思われます。

多くの方の応援をなにとぞよろしくお願いいたします。

一口1000円 何口でも以下振込口座によろしくお願いいたします。
このところ事務所の郵便物紛失が続いていますので、郵送はご遠慮くださるようお願い致します

郵便振替口座 00170-3-36736
口座名義 山本眞理(ヤマモトマリ)

文責 山本眞理

 

2017年8月25日

 

いかに発表資料を掲載してあります
https://acppd.org/jngmdp-backup/news/4472



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