精神保健福祉法改悪案Q and A

精神保健福祉法改悪案は国会解散により廃案とはなりましたが、選挙結果を受けて、来年にも再上程されることになろうかと思います
ビラを作りました
ご参考までに、活用していただけたら幸いです
以下からダウンロードできます

精神保健保健福祉法案Q and A

参考資料
日弁連意見書 2017年11月15日
法条文と国会答弁の食い違いを詳細に分析、法案の再上程に反対した意見書です
いかにいい加減な穴だらけの法案で、措置体験者の人権侵害を合法化しようとしているか、よくわかります
ぜひご一読をおすすめします(山本)

身体拘束の体験者の声募集

http://www2.nhk.or.jp/heart-net/voice/bbs/messagelist.html?topic=4276#kakikomiTop

【募集中】精神科病院での「身体拘束」について、みなさんのお考えや体験談などお寄せ下さい(2017年9月放送“チエノバ”)

番組ディレクター
記事ID:61259

「暴れてもいないのにいきなり拘束されて、怖かった」
「身体の自由を全て奪われ、トイレもおむつ。人間の尊厳を失った気がした」
「母が認知症で病院に入院した時、拘束されケアを受けていた。不安だけど任せるしかなかった」

ご自分が、あるいは家族が精神科病院に入院した時、手足をベッドにくくりつけるなどの身体拘束をされ、不安な経験をしたことはありませんか?

厚生労働省の調査によると、精神科病院で身体拘束を受けた人は、2014年には1万人を超えました。ここ10年で2倍近く増加しています。しかし、「精神科病院に入院していたことをしられたくない」「話しても全部病気のせいにされる」「誰も助けてくれない」など、その経験を誰にも話せず、ひとり苦しみを抱えたままの人も多く、その実態はなかなか伝わってきませんでした。
そこで今回、“チエノバ”では、精神科病院に入院、身体拘束をされた経験のある当事者やその周囲の方々の声を募集し、番組で取り上げます。

皆さんとともに、日本の精神科医療や身体拘束のあり方について考えていきたいと思います。
ぜひ、体験談・メッセージをお寄せください。

番組スタッフより
★投稿されたカキコミは、一部を番組内でご紹介させていただく場合があります。その場合は投稿名でのご紹介となります。

★放送予定
WEB連動企画“チエノバ”「精神病院での“身体拘束”を考える~(仮)」
生放送 9月7日(木)夜8時
当日は Twitter でご意見を募集します。ハッシュタグは「#チエノバ」で、50文字程度でご意見を
再放送 9月14日(木)昼1時5分 ※放送日時が変更する場合があります

★どうしても掲示板方式の「カキコミ」はしづらい…という方、メールフォームもあります。

「精神科医療の身体拘束を考える会」設立趣旨文

「精神科医療の身体拘束を考える会」設立趣旨文
2017 年7 月19 日
「身体拘束」は、患者の手や足を専用の道具でベッドなどにくくりつけることである。身体拘束による身体的苦痛、精神的苦痛は大きくその実施には慎重さが求められるが、入院患者が減少し続けるなか、身体拘束を受ける患者が増え続け、国の最新のデータでは、精神科で身体拘束を受ける人は2014年調査日に10,682人に達し、その数はこの10年で2倍以上にもなった。杏林大学の長谷川の全国11病院の調査によれば、身体拘束の平均実施日数は96日と3カ月以上にもなっている。
精神科医療の中では、精神保健指定医が患者を「多動又は不穏が顕著」と判断すれば身体拘束を行うことが可能になっている。しかし本人からすれば自分を落ち着かせようとしているのに身体拘束をされてしまうこともある。また、診察場面で落ち着いていても当然のように身体拘束され、本人や家族が驚くという話も多い。転倒を防止するためといった理由で一日中身体拘束をしていることも多い。身体拘束を懲罰的に使用している例も後をたたない。入院する人は原則身体拘束からスタートすることをルーチンにしている病院もある。
このような中、身体拘束によって尊厳を失われ、最悪の場合、命を失われてしまうことすらある。このような日本の精神医療の状況を看過することはできない。私たちは、実際に身体拘束を受け者、身体拘束により命をなくした家族、身体拘束を減らすための諸活動を行っている者などから構成され、以下の活動を行っていく。

◆私たちは、身体拘束が人の尊厳を傷つけ、命まで奪いかねない非人道的なものであるか共通の認識をもつ。
◆身体拘束によって苦しめられた方々からの話を多く収集し、その実態を社会に知らせる。
◆身体拘束実施過程の可視化など、身体拘束が適切に行われているか事後に検証できるシステムの構築を目指す。
◆不必要な身体拘束をなくし、その実施を縮減していくことを目指し、広範な市民と連携していく。

呼びかけ人:
代表:長谷川利夫(杏林大学教授) 浅野史郎(元宮城県知事) 堂本暁子(元千葉県知事)
立岩真也(立命館大学教授) 池原毅和(弁護士) 佐々木信夫(弁護士)
岸田貴志(弁護士) 田中とも江(看護師) 大熊一夫(ジャーナリスト)
マーサ・サベジ(遺族) 澤田優美子(当事者) 長谷川唯(立命館大学研究員)
認定NPO法人DPI日本会議 NPO法人日本障害者協議会JD
NPO法人全国精神障害者地域生活支援協議会(あみ)
公益社団法人全国精神保健福祉会連合会(みんなねっと) 全国「精神病」者集団

賛同団体:認定NPO法人大阪精神医療人権センター 大阪精神障害者連絡会(大精連)ぼちぼちクラブ
NPO法人こらーるたいとう

連絡先
杏林大学保健学部作業療法学科教授
長谷川利夫
〒181-8612
東京都三鷹市下連雀 5-4-1
TEL:0422-47-8000
E-mail: norestraintjapan@gmail.com
website
https://www.norestraint.org/

インターネット署名

2017年6月26日 これでいいのか精神医療 集会配布資料

2017.6.26集会資料

上記資料に含まれておりますが、小さくて読みにくいのと誤変換ありますので山本のパワポは以下から

今こそ精神保健福祉村解体を

集会で触れた元拷問等禁止特別報告者のノワク氏の報告書は以下。私は感激したのですが、私の知る限り日本の「精神病」者仲間で感激した方いないみたいですが

ノワク氏の報告書精神保健に関する部分だけ一部邦訳

 声  明 精神障害者自身の手によって精神保健福祉法改正法案の 成立を阻止しました!

声  明

 

精神障害者自身の手によって精神保健福祉法改正法案の

成立を阻止しました!

 

本日6月18日、第193回通常国会の会期が終了しました。精神保健福祉法改正法案は、16日の衆議院本会議で継続審議になり、これによって今会期中の精神保健福祉法改正法案の成立は、完全に阻止されました。

政権の施政方針である法案を成立できないところにまで追いつめたことは、我々にとって歴史的な勝利となりました。

私たち全国「精神病」者集団は、昨年7月26日に発生した相模原市の障害者施設における殺傷事件の際にいち早く行動し、再発防止策として措置入院強化が挙げられていることの問題を全障害者の問題と位置付けられるように働きかけました。そして、相模原事件の追悼行事等では、必ず「再発防止策として精神保健福祉法改正をすべきではない」旨が確認されるようになり障害者問題としての大衆化に成功しました。

他方で私たちは、兵庫県で実際に措置入院後継続支援の対象になった人ともつながり、仲間同士の輪を広げながら精神障害者の生活から問題を確認していきました。このように生活の視点から法案の問題を指摘できたことは、病者の運動らしくあったと思います。

また、私たちは法案上程前から国会において法案の集中ロビーイングをおこないました。当初は争点の少ない参議院先議の法案という位置付けでしたが、私たちの活動によって共謀罪の2倍にのぼる約36時間の審議時間を獲得し、森友、加計、共謀罪に並ぶ最重要法案として関心を高めることに成功しました。

審議段階では、参考人質疑など立法府における障害当事者参画を実現し、国会質問において障害者権利条約違反を確認するなど真の目的である撤廃の方向付けをおこなうことにも成功しました。

他方で、今会期中に廃案にできなかったことは残念ですが、次の国会で審議未了にできれば、再び廃案のチャンスが訪れます。このような法案は、絶対に廃案にしなければなりません。最後の最後まで諦めずに闘い抜きましょう。

 

2017年6月18日

 

全国「精神病」者集団

                      〒164-0011

東京都中野区中央2―39―3

Tel 080-6004-6848(担当:桐原)

E-mail jngmdp1974@gmail.com

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