非自発的入院
17 非常に多くの精神障害者が極めて広汎な要件で、そして自らの権利侵害に異議申し立てする有効な法的な救済手段なしに非自発的入院を強いられていること、また代替サービスの欠如により入院が不要に長期化していると報告されていることに、委員会は懸念を表明する。(7条および9条)
国家は以下を行わねばならない
(a) 精神障害者に対して地域に基盤のある代替のサービスを増やすこと
(b) 強制入院は、最後の手段としてのみ必要最小限の期間、本人の受ける害から本人を守りあるいは他害を避けることを目的として必要で均衡が取れる時にのみ行われることを確保すること
(c) 精神科の施設に対して、虐待を有効に捜査し罰し、被害者またはその家族に賠償を提供することを目的として、有効で独立した監視と報告体制を確保すること
(b)については、障害者権利条約の水準 強制入院強制医療の廃止という視点から言うと非常に問題、ではありますが、
指摘は正しいし、(a)(c)については今までになかった勧告です
最後については障害者虐待防止法の対象から病院が外れていること、さらに拷問等禁止条約の選択議定書による国内防止機関がないことが大問題であること
とりわけ障害者虐待防止法の見直しは来年 全く議論されていない状態ですが、何らかの動き作る必要があると考えますが
報告ビラは以下からダウンロード
20140725記者会見CCPR