2017年3月21日の共謀罪阻止の集会での発言要旨

3月21日の共謀罪阻止の集会での発言要旨、5分ですからもっと話しましたが、800字ということで以下
転送公開大歓迎

全国「精神病」者集団という精神障害者の全国組織の山本眞理と申します
私たちは2006年に共謀罪反対声明を出しました。私たちの活動はまず体験の分かち合いとそして医療の名に値しない医療の現実、毎日の苦痛、あるいは被差別体験、経済的苦しさなどなどの苦悩と怒りの共有とそれらへのお互いの共感を根底におきます。そこではたとえば「あの医者は許せない痛い目にあわせよう」「あの精神病院は何とかしなきゃいけない、みんなで押しかけよう」などという発言も当然出てきます。
そうしたときに、「そんなことはしちゃいけません、犯罪になりますよ」などといって発言を押さえ込んでは、私たちの活動も成り立ちません。まずひたすら仲間の思いを聞く、そしてその思いへ共感をすることがこれらの活動の出発点です。私たちは仲間の絆を断ち切る共謀罪の成立を阻止するために闘います。
なおいま国会には精神保健福祉法改悪法案が上程されています、相模原事件の再発防止を目的とした改悪であり根本的な法律の正確の変換です。措置入院から退院するにあたっては支援計画を作るとされていますが、実際は本人抜きで勝手に計画され、とりわけ薬物使用が医療側にわかった場合、確固たる信念による犯罪を企てた場合は警察と協議するとされています。
これでは薬物依存の治療は根底から破壊されてしまいます。また確固たる信念で犯罪を企てる人について警察が逮捕できませんから、当然精神病院に監禁しろということになります。あたかも相模原事件は彼を拘禁し続けたら起きなかったといわんばかりです。人格障害とされ固い信念を持っているなら精神病院に強制入院というなら、この会場にいる方たちほとんどが対象になりかねません、まさに精神医療保健福祉を治安目的で動員する攻撃です。はては精神医療の政治利用にすらなりかねません。2人なら共謀罪1人なら精神保健福祉法、どちらも共に廃案にしなければなりません
共に闘いましょう

全国「精神病」者集団の2006年の声明は以下
https://acppd.org/jngmdp-backup/%E5%85%B1%E8%AC%80%E7%BD%AA/3614

院内集会を呼びかけた100人委員会のサイトは以下是非皆様ご参加を
http://home.kanto-gakuin.ac.jp/~adachi/committee/committee.htm

ご参加は以下から
https://ssl.form-mailer.jp/fms/8bafa546496321

 

精神保健福祉法改正案白紙撤回署名のサイトは以下
https://mental-health.amebaownd.com/

以上ぜひご参加ご賛同を



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