「脳死」臓器移植について考える市民と議員の勉強会

日時:2009年11月19日(木)午前11時30分~13時
会場:衆議院第一議員会館・第3会議室

◇講演榊原洋一さん
(小児神経科医・お茶の水女子大学人間発達教育センター教授)
「脳死は死で良いのか! 小児脳死判定基準作成の問題点」

第171国会で「脳死は人の死」と規定する改定臓器移植法が成立しました。

来年7月17日の施行に向け、厚労省では、さまざまな作業が進められています。しかし、脳死状態で長期に生存する事例が数多く報告され、専門家の間でも小児脳死判定基準作成は困難といわれています。

第1回勉強会は、小児神経科専門医の榊原洋一医師に、「脳死は人の死」として小児脳死判定基準を作成することの問題点についてお話していただきます。

◇お話
中村暁美さん(『長期脳死-娘、有里と生きた1年9ヶ月-』著者
『長期脳死』(2009年11月 岩波書店発行)

あの時、有里は確かに生きていました。
それでも脳死は死なのでしょうか・・・。言葉は話さないけれど、意識もないかもしれないけれど、背は伸び、体重は増え、機嫌の良い時も悪い時もある。
そして何より温かい体がある―。
脳死宣告後、死を迎えるまでの1年9ヶ月。
長期脳死となった娘とその娘を包む家族の、かけがえのない日々を綴る。



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