なくそう!差別と拘禁の医療観察法! 11・24全国集会

■日時:11月24日(土)13時開場~17時
■場所:南部労政会館(03-3495 4915、)
交通:JR大崎駅 新東口より徒歩3分
地図はこちら
■講演:

「精神保健福祉法見直しは 医療観察法に何をもたらすか」

池原毅和さん(弁護士)
■資料代:500円
法務省・厚生労働省は本年7月、医療観察法に関する『施行の状況についての検討結
果』を発表しました。それは、法の破綻を隠蔽した10年11月26日付『国会報告』と
同様、自殺問題に一切触れないまま医療観察制度が「有効に機能している」、早急に
法を「改正すべきものとまでは認められない」と結論づけています。更に「いくつか
の課題も指摘されている」ので法の「より適切な運用を図るため」「引き続き必要な
取組を進めていく」とするなど、政省令によって事実上の法改悪をも狙ってもいま
す。私たちはこのような欺瞞的な『検討結果』をとうてい認めることはできません。
 更に厚生労働省は、医療観察法破綻を隠蔽したまま、精神保健福祉法の見直し案を
来年の通常国会に上程しようとしています。見直しの方向は、保護者制度の廃止、医
療費負担は本人、指定医1名だけの判断で強制入院、入院期間は原則1年に、などとし
ています。この精神保健福祉法見直しは保護者関連規定が20数カ所ある医療観察法に
も影響します。
 当事者中心の障がい者制度改革推進会議は、障害者権利条約批准に向け、10年6月
に改革の基本的方向性を提起しました。しかし政府は、障害者自立支援法廃止の約束
を反故にした総合支援法強行採決に見られるように、その骨抜きを狙い、障害者差別
禁止法制定に関しても同様な姿勢を強めています。そのうえ生活保護受給者バッシン
グをはじめとする差別助長・切り捨て・再犯防止強化策で、精神障害者はいま生存権
さえ奪われようとしています。断じて許すわけにはいきません。
 私たちは『国会報告』以来、その欺瞞性を暴きながら医療観察法廃止運動の強化に
むけ様々な闘いに取り組んできました。幾重にも精神障害者切り捨て攻撃がかけられ
ている今、私たちに何が問われているのか、共に考えながら廃止運動の更なる強化を
目指していきたいと思います。ご参加を訴えます。
共同呼び掛け  
□心神喪失者等医療観察法をなくす会

□国立武蔵病院(精神)強制・隔離入院施設 問題を 考える会

□NPO 大阪精神医療人権センター

□心神喪失者等医療観察法(予防 拘禁法) を許すな!ネットワーク

東京都板橋区板橋2-44-10-203 オフィス桑気付

Tel:090-924 0-9716 Fax:03-3961-0212

E-mail:kyodou-owner@egroups.co.jp

*全国(東京を除く)から参加される当事者の仲間の交通費は最高5000円を負担 します。



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