日本は脳死・臓器移植“後進国”と言われますが、では、脳死・臓器移植“先進国”と言われる国ではどんな事態が進行しているのでしょうか?
今回の市民集会ではブログ『Ashley事件から生命倫理を考える』を開設し、海外での“いのちの切り捨て”の実態を広く伝えている児玉真美さんをお招きして、海外で進行している事態、方向を提起して頂きます。
そして“いのち”を大切にするとは、守るとは、どういうことなのか、考えたいと思います。
日本でも「尊厳死」法案の今国会への上程が画策されています。その方法は臓器移植法が成立した過程と全く同じです。今回のテーマは大変タイムリーでもあり、市民講座という形式で十分に議論を尽くしたいと考えています。どうかたくさんの方のご参加をお願い致します。
≪一つの流れにつながっていく移植医療、”死の自己決定”と”無益な治療”論~臓器移植“先進国”と言われる国で起こっていること~≫
■講師:児玉真美さん(『アシュリー事件~メディカル・コントロールと新・優生思想の時代』著者)
■日時:2012年6月16日(土)午後2時~5時(受付1時30分~)
■会場:東京都障害者福祉会館(東京都港区芝5-18-2)
■交通:JR山手線・京浜東北線 田町駅下車徒歩5分
都営地下鉄浅草線又は三田線 A7、A8出口
http://www.fukushihoken.metro.tokyo.jp/syoukan/toiawase/index.html
■主催:臓器移植法を問い直す市民ネットワーク/脳死・臓器移植に反対する市民会議
■資料代:500円
■児玉真美さんプロフィール
1956年生まれ、京都大学文学部卒。カンザス大学教育学部でマスター・オブ・アーツ取得。
2007年5月よりブログ「Ashley事件から生命倫理を考える」を開設し、海外ニュースや論文から欧米諸国で行われている生命操作ー“いのち”の切り捨ての実態を伝え、議論を呼びかけている。
2011年10月、『アシュリー事件~メディカル・コントロールと新・優生思想の時代』を生活書院より刊行。
2006年7月より『介護保険情報』誌に「世界の介護と医療の情報を読む」を連載中。
著書に『私は私らしい障害児の親でいい』(ぶどう社・1998年)『海のいる風景」(三輪書店・2002年)、海外児童文学書の訳書多数、『介護情報』誌や『インパクション』に論文を掲載している。