2011年7月11日、国連の死刑廃止国際条約(自由権規約第二選択議定書)が発効して20年を迎えます。この20年間で、73カ国がこの条約を批准し、死刑を廃止した国は83カ国から139カ国へと56カ国も増加しました。しかし日本では、1995年の阪神淡路大震災や地下鉄サリン事件などを機に、社会の厳罰化傾向が強まり、1993年に死刑を再開して以降84人が処刑されています。
3月11日の東日本大震災により、多くのいのちが喪われました。さらに東京電力福島原子力発電所の事故により、広範な地域の人びとが深刻な影響を受けています。いまだ多くの方が避難を強いられ、先の見えない不安と苦痛の中に置かれています。
多くのいのちが喪われた日本社会で、私たちがこれから進むべき道はどこにあるのか。死刑廃止をめぐるこの20年間の世界の動きを見つめながら、あらゆる人びとのいのちと尊厳が守られる社会への道を希求して、死刑廃止と日本社会のこれからをテーマとする集会を開催します。
日時: 2011年7月9日(土)13:00~16:00(予定)
場所: 日本大学法学部三崎町キャンパス10号館1階1011ホール
地図・アクセス: http://www.law.nihon-u.ac.jp/access
講演: 阿部浩己さん(神奈川大学法科大学院教授)
「死刑廃止国際条約発効後の20年~世界はどのように変化したか~」
対談: 雨宮処凛さん(作家)+太田昌国さん(民族問題研究)
「震災以後の日本社会のあり方について~死刑の論理を越えて~」
定員: 270人
資料代: 500円(25歳以下無料)
※講演や対談の他、死刑廃止を求める市民団体などからのアピール を予定しています。
※集会終了後、近くの「西神田公園」から、死刑廃止を求めるデモ を行う予定です。
主催:
社団法人アムネスティ・インターナショナル日本
死刑廃止国際条約の批准を求めるFORUM90
お問合せ:
アムネスティ日本・死刑廃止ネットワークセンター東京
TEL:03-3518-6777/E-mail:adp-team@amnesty.or.jp
死刑廃止国際条約の批准を求めるFORUM90
TEL.03-3585-2331/FAX.03-3585-2330