27日月曜日午前10時から参議院議員会館前でハンスト座り込み開始します 月曜日から木曜日まで午前10時から17時まで座り込みます。 お近くの方はぜひご支援を
私は全国「精神病」者集団の会員であり、また世界精神医療ユーザーサバイ バーネットワーク(WNUSP)の理事でもあります。全国「精神病」者集団は 1974年に結成された全国の「精神病」者個人団体の連合体であり、WNUSPに はその発足時から参加し、共に障害者権利条約作成に力を注いできました。
日本の強制入院制度は欧米と比較してケタ違いの数の人間を桁違いの長期間に わたって隔離拘禁している実態です。この件を訴えるために5月21日22日に行わ れる拷問等禁止条約委員会の日本政府第2回報告書審査に向け全国「精神病」者 集団はシャドーレポートを出し、ロビーイングのためにジュネーブに行きました。
このシャドーレポートはWNUSPと国際障害同盟(IDA)の連名で出したもので、 ジュネーブのIDAの事務局のバックアップもえて、条約委員会委員3名と個別の 話し合いや国連高等弁務官事務所の障害担当のスタッフとのミーティングなどを 行ないました。結果は21日22日の政府報告書審査で圧倒的に委員から日本の 実態への疑問批判が集中するということになりました。
障害者権利条約の批准を行おうとし、さらに障害者差別解消法の閣議決定まで されている流れに逆行するかごとき、精神保健福祉法改悪案に怒りを禁じえません。
今この精神医療の実態を放置するばかりではなく、より強制入院をやりやすく し、人権侵害と差別を強化する今回の法改悪案は必ずや国際的な批判の中で、撤 回せざるを得ない状況が生まれると考えます。 こうした法改悪への加担は、人道に反する犯罪として国際刑事法廷に訴えられ ることすら予想されます。現在WNUSPでは精神医療における強制医療の問題で具 体的告発ができるか否か日本にかぎらず、検討中です。
手続きとしても、私たちは閣議決定まで一切法案の中身を知りませんでした、 各障害者団体にも一切知らせず、内閣府の障害者政策委員会にも報告や意見聴取 がされていません。厚生労働省社会保障審議会にもかけられていません。もちろ ん一般市民も全く蚊帳の外でした。 このような手続きでいやしくも人身の自由剥奪の法律改悪が行われることは あってはなりません。 私は以上精神障害者の誇りと尊厳、そしてインテグリティの侵害を一切許さない 立場からハンストをもって訴えます。 私たちのことを私たち抜きに決めるな
2013年5月27日
全国「精神病」者集団会員
WNUSP理事
障がい者制度改革推進会議総合福祉部会元委員
山本眞理