全国「精神病」者集団ニュース 2008年6月号

2008年6月発行の「ニュース」抜粋です。 一般定期購読は有料(年6回程発行1年分5000円)です。(会員の購読は送料も含めて無料となっております。なお、一部、省略している箇所や伏せ字にしている箇所があります。これについて何かご要望などありましたらホームページ管理人まで直接お願いします)

全国「精神病」者集団

ニュース


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= = = ごあいさつ = = =

そろそろ夏になります。暑いのは苦手です。年々、暑さが増してきます。皆様いかがお過ごしでしょう。夏を乗り切るため皆様いろいろ工夫なさっておられるとは思いますが。

全国「精神病」者集団は、実際は数人のメンバーで活動をしているような感じです。06年から運営委員も増えていません。この間、障害者権利条約の国内履行関連の活動、障害者の権利法制制定に向けた活動、医療観察法の見直し、障害者自立支援法の見直しと、世の中が猛スピードで変わろうとしています。

精神病者一人一人の幸福・利益・権利の追求のための活動として必要と考え、これらに全て関わり、そして、オーバーワークしています。

ニュース編集者は個人的に、運営委員を増やすべきではないかと思います。また、ニュース編集作業もかなり厳しいです。ニュース編集作業を伝ってくれる方がいましたら、一度全国『精神病』者集団に連絡をください。

17ページ以降に掲載した生活保護受給者への医療機関交通費の問題ぜひ各地での取り組みを訴えます。紙面の都合で掲載できなかったご投稿は次号に掲載いたします。

全国「精神病」者集団連絡先です。

★お手紙、各地のニュース、住所変更、ニュース申し込みはすべて

〒164-0011 東京都中野区中央2-39- 3 絆社

E-mail

電話 050-3564-7922

(現在専従体制がとれていません。留守電の場合は以下携帯へ)

080-1036-3685(土日以外午後2時から午後5時まで)

ファックス03-3577-1680


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一言投稿あれこれ

平成20年10月から

NHKの障害者に対する受信料が安くなるそうです

今年の10月より、障害者に対する現在の受信料免除規約を見直し、新たに精神障害者も障害者枠に入れた、受信料免除または半額の受信料の制度を作るそうです。

http://www.nhk.or.jp/eigyo/kiyaku/menjyo_01.html

上のサイトは、現在の障害者に対する、受信料の半額もしくは免除について書いたNHKの指針を紹介したサイトのアドレスです。一度確かめて下さい。

今まで、NHKが、精神障害者に対して行ってきた差別意識のため、私のように精神障害者同士で結婚し家庭を持ってきた障害者にとって、受信料の免除は一切ありませんでした。

テレビアンテナを立てた時から、受信料が発生し、私たちのように、障害年金2級では、受信料は全額払わなければなりませんでしたが、下のサイト

http://www.nhk.or.jp/css/answer/index.html

のように、多くの障害者、特に精神障害者からの、受信料の免除または半額にしてもらいたいという、意見がNHKに寄せられていました。私もメールでNHKに受信料の半額または免除を精神障害者にもしてほしいという旨のことを書きました。また、NHK経営委員会 委員長の古森重隆氏宛に、嘆願書も書きました。そして、NHKの考え方が、障害者に対する受信料の免除または半額の受信料に変わろうとしているようです。

対象者がどんな人々なのかは、現時点では分かりませんが、少なくとも、精神障害者に対しても受信料の免除及び半額の制度が生まれようとしているのは確かです。パソコンをお持ちの方は一度、上の2つのサイトにアクセスしてみて下さい。

これからは、テレビもデジタルテレビに変わろうとしています。2011年7月24日からは、今のアナログテレビでは番組を完全に視られなくなります。総務省・NHK・全民放で組織されている全国協議会が、全国一斉にアナログ放送を完全に停止するといっています。しかし、総務省は現在のテレビでもデジタルテレビを視られるように、デジタルチューナーを低コストで購入してもらい、デジタルテレビが視られるようにすると言っております。先日、UHFアンテナを始めて立てたとき、デジタルチューナーを我が家のテレビに取り付け、アンテナ工事をしてくれた会社の人が、デジタルテレビを見せてくれましたが、ハイビジョンではなかったのですが、確かにきれいにデジタル放送を視ることができました。現在のデジタルチューナーは2万円以上するそうです。

1日も早く、安いデジタルチューナーを販売してくれたらいいのにと思います。

あと3年ちょっとで今のテレビは、視られなくなります。デジタルチューナーを付ければ、アナログの今のテレビで、デジタル放送を視ることができます。


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女性グローバルに参加して思ったこと

M.S.

ある出来事で、入院、退院して間もなかったが、状態の悪かった私は、偽物の感情が飛び交う中で、国内にも居場所を見つけられないような心境で、この韓国行きも何かの計画の一端にしか思えないような気持ち半分、この機会でいかないと後悔する、何一つ変わらないだろうという思いがあった。

海外にもしかしたら、自分と同じような痛みを抱える、もしくは、克服した誰かにもしかしたら会えるかもしれない、何か変わるかも知れないと、世界に救いを求めるようにDPI韓国世界会議に参加した。

女性グローバルでは、会場に入ると、たくさんの資料、記念品をもらい、ボランティアの方々が案内をしてくれて、どのテーブルに入るかものすごく迷い、日本から来た方(知的の、きららの方や、盲の方、男性二名、もうひと組、身体の方・女性)と一緒のテーブルになった。

他のテーブルに行くか迷い、言葉の壁、気持ちの壁を、乗り越えられず、自分の無能さを思い知った。

韓国料理のコース料理(ビビンバを中心に、かぼちゃのスープからミントの清涼感のある甘い飲み物、デザートまで)、歓談、韓国の伝統衣装、チマチョゴリでの華麗な踊りや、(一瞬参加者も着るイベントなのかなと思っていましたがそんなわけないです)盲の方であろう、とても素晴らしい、美しい音楽の演奏、あのTVでしか知らない、美しい、生で見る千十観音、韓国の昔の王朝の衣装での会場いっぱいを使っての、料理を運んでいた方々が、扮するその美しい姿に圧巻だった、パレードごとく、そのイベント、途中、スピーチの日本語の通訳がなかったような気がした。

何を話しているか分からなかったが、その勢いだけは、伝わってきた。

強く、美しい活動家の女性たち。

ずっといたい気持ちと、反面、ものすごく具合が悪く、胸苦しくなり、催しものの合間も、何度も席を立ち、いないはずの知り合いによく似た姿を何度も見てしまい、動揺し、怖くなり、探しに出たり、途中、会場から出てしまった。

会場の外、ワークショップの会場の前にある椅子にいて、精神症状に苦しみながら、座っていると、各国の方のお話が聞こえてきた。

最後から2番目あたりに、Mさんの言葉が響いてきた。

私は、やっと、顔をあげて、その言葉を聞いた。

そして、拍手、会場から出る人人人・・・・。

帰りにK君に逢って、やっとの思いで、バスに乗って、クグドホテルに向かった。

その同じバスには、Mさんがいた。

それだけで、根拠のない元気が少し出て、話していて思ったのは、次、もしいけるなら、今度は、そんな人とかかわっていきたい、もっと、もっと、強く、学びたいと、体調管理と、勉強の必要性を感じて、帰国したのだった。

グローバルのことも、肝心のところが話せない。

悲しかった。

ここで知ったのは、韓国という異文化の中で生きるいろんな世代のいろんな感性や、世界観、世界のいろんな出来事、痛みを抱えて集まるいろんな色の生身の言葉、虐げられても前向きに進んでいくためのヒント、世界にある虐待などの悲しい問題や、現状

リプロダクティブヘルツ・ライツ、優生保護法、女性のほかの分科会でも、ディスアビリティ・センシティブ・エジケーションという考え方、就労に関するヒント、ILOのディンセントワーク、革新的な復権とネットワーク形成のためのピアカウンセリング、想像もつかなかった、世界組織という存在感、障害女性のネットワークの力、もたらしたもの、誰も味方がいない状態から、たった一人で、誰も理解しない状態であっても、戦って、資格を得て、発言力を持って、自分の信じた道を進んでここまで素晴らしい功績を出した、とてつもなく大きな世界に出て、逆に国内のいろいろな活動を見ようと、自分のすべきこと、日本のよいところ、活動の必要性、人とつながること、自分の方向性、活動をもっと勉強することの必要性と、価値を、再確認したことだった。

それは、活動への想い、ここで、また、自分の中に眠る原動力を、発動、充電したような気がした。


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運営委員会活動報告

○ 2007年12月18日付で以下の番組中の星野仙一さんの発言に対する抗議要請書を発言者の星野仙一さん、日本テレビ NEWS ZERO 担当者に出すとともに、放送倫理・番組向上機構にも検討用聖書を出しました。番組は10月11日放送new poor 新たなる貧困「うつ病で休職中の正社員 “収入ゼロ”貧困の危機」という番組。星野仙一さんは「うつになったら、ペットを飼うとか、歩くとか工夫しなきゃだめだ」と発言しました。6月28日現在返事はありません。

○ 07年12月に東急田園都市線・渋谷駅地下通路からの野宿者の警備員の追い出しについての講義要請分に賛同しました。結果としては追い出しがひとまずとまり、何とか横になって休める場所を確保しました。

○ 2008年3月2日「第3回日本地域司法精神保健福祉研究大会」において「心神喪失者等医療観察法を許すな!ネットワーク」のビラまきと全国「精神病」者集団のパンフ販売をしました。

○ 全国「精神病」者集団会員も含め生活保護の最低基準切り下げ反対の闘争に参加しました。少なくとも08年度は切り下げなしとなりました。しかしまた新たに、今号ニュースに報じられているように医療機関への交通費(移送費)の原則撤廃が掲げられ、反対の声明に賛同しています。

○ 08年2月16日名古屋、3月29日札幌で開かれたJDFの障害者権利条約に関する地方セミナーに窓口係山本がシンポジストとして参加しました。

○08年5月29日日本精神神経学会シンポジウム「精神障害者の権利保障と差別禁止をめぐって ~国際的動向と日本~」に運営委員の明慧画シンポジストとして参加しました。

○ 08年5月31日6月1日のピープルファースト全国大会に全国「精神病」者集団として実行委に参加しました。2日目の分科会12「障害者権利条約と成年後見人の問題点」をピープルファーストヒロシマの仲間と共に開きました。

○ 全国「精神病」者集団が組織参加している人権市民会議の「現行法制度で救済されない人権侵害・差別事象」についてのアンケートに回答しました。

○ 大阪の精神科病院へのオンブズマン制度について大阪府が廃止の方針を出したことについて継続の要請ファックスを大阪府に送りました。

○ 4月11日に発足した厚生労働省の「今後の精神保健医療福祉のあり方等に関する検討会」について、精神障害者団体の参加がないことについて、特定非営利活動法人全国精神障害者ネットワーク協議会と全国「精神病」者集団の連名で、障害者権利条約の3条および33条に基づき、抗議要請文を2008年5月1日厚生労働省に出しました。

○ 国連人権理事会の普遍的定期審査(UPR)作業部会報告書草案に関するNGO共同申し入れ書に共同署名について賛同書名をしました。これは新しく発足した国連人権理事会(日本政府も理事)で日本の人権状況一般についての政府報告の審査の結果の勧告に従うよう要請する趣旨のものです。

○ JDF(日本障害フォーラム)を通じてあった,全国「精神病」者集団への民主党および自民党の障害関係議員へのヒアリングに応じました。

文書提出をしました。中身についてお知りになりたい方は窓口までご連絡くださればお送りいたします。

○ 2008年6月1日、脳死・臓器移植法改悪の動きに対して、「臓器の移植に関する法律の一部を改正する法律案審査委員会」の各委員へ、脳死概念そのものを認められないことも含め命の切捨てである法改悪を認められない旨申し入れしました。

○ 社会保障費毎年2200億円削減反対の声明賛同

○6月30日の生活保護移送費局長通知撤回申し入れに賛同

○内閣府より、日本リハビリテーション協会が受託した、差別事例に関する調査研究に委員として参加、しかし中身がかなり問題ありそうで、今後検討していくことに


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夏季カンパのお願い

地球温暖化なのか、年々暑くなってまいります。今年もまた、一段と暑くなる時期を迎えようとしております。いかがお過ごしでしょうか。

全国「精神病」者集団財政は次ページの会計報告をご覧いただけると、おわかりいただけるかと思いますが、赤字になりました。

全国「精神病」者集団は、実際は数人のメンバーで活動をしているような感じです。06年から運営委員も増えていません。この間、障害者権利条約の国内履行関連の活動、障害者の権利法制制定に向けた活動、医療観察法の見直し、障害者自立支援法の見直しと、世の中が猛スピードで変わろうとしています。精神病者一人一人の幸福・利益・権利の追求のための活動として、これらに全て関わり、そして、オーバーワークしています。

こういった、活動の継続のためにも、ぜひ全国「精神病」者集団ニュース有料購読の拡大、パンフの販売、絆バックナンバーの販売などにご協力いただけますようお願いいたします。またこの経済状況下で誠に恐縮ですが、皆様のカンパをお願いいたします。

なお振替用紙はすべての方に同封しておりますが、今までどおり「精神病」者会員のニュース購読料は無料ですのでご心配なく。また領収書は通信費節約のため、ニュース発行時に同封させていただきますのであしからずご了承くださいませ。

口座名義 絆社ニュース発行所

口座番号 00130-8-409131

(略)


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保安処分法施行3年!

心神喪失者等医療観察法の廃止を求めて

■日時 7月27日(日)13時~17時

■場所 南部労政会館 第6会議室(地図次ページ)

■交通 JR山手線 大崎駅 徒歩3分

■会場費 500円

■集会概要

○シンポジウム「破綻する医療観察法廃止の展望」

・池原 毅和さん(弁護士)

・岡田 靖雄さん(精神科医)

・菊地 香さん(「閉じ込めないで、もうこれ以上」毎日新聞意見広告担当者)

・龍 眼さん(当事者、心神喪失者等医療観察法に反対するネットワーク)

心神喪失者等医療観察法の2010年「見直し」を2年後に控えた今年、既に様々な動きが顕著になっています。

2005年7月法施行時までの入院施設建設・病床設置が国の思惑通りにいかず、3ヶ月後には早くも病床基準30床を15床に削減、新築義務付けを撤回して既存病棟改築を容認、病床単位1床でも認可する「異例の方針転換」をはかりました。法の建前であった「高度で専門的な治療体制」の破綻です。それでも今なお、都道府県で病床設置を決めたのは岡山・大阪・長崎・東京・茨城だけで、「目標720床」の半分にも満ちません。この現状を打開せんと国は、今年3月、都道府県に対し既存病棟による14床以下の病室の整備を緊急措置として促す「緊急整備の依頼」を出しました。「法を存続させる最低限の根拠すら失われている」現状が進行しています。一方で同法の推進者たちは、「人格障害者」等、適用者の更なる拡大を画策しています。

昨年、医療観察法の対象にされた仲間が肥前病院で自殺に追い込まれました。この事実ひとつとっても、国が強弁する「医療法」などではなく、裁判所・保護観察所などの司法が主導する保安処分法以外の何ものでもないことは明らかです。「精神障害者」の予防拘禁に巨額の金を投入しても、命・生活を保障する医療・福祉には金をかけない切り捨て政策、そして刑法と医療観察法で長期監禁される「精神障害者」たち。もはや「社会復帰」など建前でしかありません。差別を更に助長し、精神医療・福祉の破壊に繋がる保安処分法は廃止しかありません。

本集会を医療観察法廃止!本格的保安処分導入阻止!の闘いの新たな出発点にしたいと思います。ご参加を!

共催:心神喪失者等医療観察法(予防拘禁法)を許すな!ネットワーク

〒173-0004 東京都板橋区板橋2-44-10-203ヴァンクール板橋北部労法センター気付

FAX 03-3961-0212

国立武蔵病院(精神)強制・隔離入院施設問題を考える会

TEL. 090-8432-1091/TEL.FAX 042-348-1127


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08年7月13日

いま人権としての地域生活を考える

06年12月国連で障害者権利条約が採択され、08年5月に20カ国以上の批准を得て発効しました。日本政府も07 年9月に署名し批准への意思を約束しました。条約19条では誰もが特定の生活を強制されることなく、地域で生活する権利が明記されています。

今回大田区の支援費訴訟原告の鈴木さんと代理人の藤岡さんをお招きし、この訴訟の意義についてお話していただきます。支援費時代に突然移動介助を124時間から32時間に一方的に減らされ、粘り強い行政交渉にもかかわらず、一向に改善されなかった鈴木敬治さんは訴訟に踏み切り、憲法13条と25条を掲げて移動介助の原状回復を求めました。

訴訟は法律が支援費から自立支援法に変わったことをもって敗訴しましたが、32時間の一律上限による支給決定を違法とする実質勝利判決を勝ち取りました。

どんな障害があろうとも人として当たり前の地域生活確立に向け、人権としての地域生活確立を参加者の皆さんと共に考えていきたいと思います。ぜひ多くの方のご参加を

この研修会はキリン福祉財団の助成をいただき開催いたします。


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生活保護受給者に対する移送費支給問題その後

生活保護受給者の仲間の皆様、医療機関への交通費支給(移送費)についてごぞんじですか? すでに利用しておられる方もいらっしゃるでしょうが、生活保護受給者に対しては、医療機関(精神科に限りません内科でも歯医者でも)への交通費は原則支給されてきました。これは例えばバス代往復400円でも出ていたものです。北海道での7億円の不正受給事件をきっかけに、厚生労働省は4月に局長通知を出し、原則支給しない、高額の場合に限るなどという変更をしました。その結果7月からは支給されませんと受給者に通知する自治体、あるいはすでに支給を停止した自治体などが出てきています。

粘り強い申し入れ行動、与党も含む議員出席の院内集会など積み重ねの中で、この局長通知を「事実上撤回」と報じる課長通知が出されました。しかし中身は完全な撤回には至っておりません。局長通知の撤回には現段階(6月28日)で至っていません。

しかし厚生労働省は、「必要な方に必要な支給をする」「問題があれば担当者に連絡してほしい」などと発言しています。

そもそもこの交通費について、ご存じない方もたくさんおられるのではないでしょうか? 今むしろこの交通費の申請を新たにしていく闘いも必要でしょう。そしていままで支給されてきた方は継続して支給されることを確保していくことが必要です。

厚生労働省の担当者は、問題があれば、厚生労働省担当課に連絡してほしいといっています。市町村によって移送費を停止された方、あるいは新たに申請して支給されなかった方などはぜひ市町村の担当者に厚生労働省に電話させてほしいと思います。

また以下生活保護問題対策全国会議が各地で、生活保護受給者の移送費問題についても交渉に協力することになっています。インターネットをお使いの方は申請書および申請書の書き方例をインターネットからダウンロードもできます。インターネットをお使いでない方は全国「精神病」者集団窓口にご連絡ください。申請書等をお送りいたします。また以下各地の窓口に直接ご相談なさってもいいかと思います。

生活保護問題対策全国会議

http://seihokaigi.com/tuuinnisouhi.aspx

【東北地方の方】

      東北生活保護利用支援ネットワーク

022-721-7011 (電話受付:平日13時~16時)

【関東地方の方】

       首都圏生活保護支援法律家ネットワーク

048-866-5040 (電話受付:平日10時~17時)

【静岡県の方】

       生活保護支援ネットワーク静岡

054-636-8611

【愛知県・岐阜県・三重県の方】

東海生活保護利用支援ネットワーク

052-911-9290 (電話受付:火・木13時~16時)

【大阪府・京都府・兵庫県・滋賀県・奈良県・和歌山県の方】

近畿生活保護支援法律家ネットワーク

  78-371-5118 (電話受付:平日11時~12時、13時~16時)

【九州・沖縄地方の方】

        生活保護支援九州ネットワーク

     097-534-7260 (電話受付:平日10時~17時)

【上記以外の地方の方】

          首都圏生活保護支援法律家ネットワーク

048-866-5040 (電話受付:平日10時~17時)

また生活保護受給者の方は自立支援医療の申請にかかる診断書料も生活保護から支給されます。医療機関によって代金が違いますので、全額でない場合もないではないのですが、これについてもご存じない方がおられます。ぜひご利用ください。あるいはめがね代も支給されます。

生活保護の窓口はこうした情報を受給者に提供しない場合があり、利用していない方が多いと思います。これを機に権利としてこれらを積極的に使うことを皆様に訴えます。

生活扶助費生活費は、最低生活費として権利として保障されたものであり、たとえ400円の医療機関への交通費であろうと、身銭を切ることはあってはならないことです。


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全国「精神病」者集団会員の書いた本の紹介

在日中国人の本当の狙いはなにか。善き隣人として生活しているのか。新世代の華僑とはどういう人間なのか。彼らは本当に日中の架け橋になれるのか。欲望が渦巻く中国の近代化に疑問を呈する著者が中国を斬る。

「老実」に向き合うことから―序にかえて

第1章 クラッシュは必然か!? 現代中国私論―在日の「あり方」からみえてきたこと1

第2章 「選良」が消滅する日―在日の「あり方」からみえてきたこと2

第3章 中国人ITパワーは「本物」か?―ベンチャー・ビジネスの検証1

第4章 医療・金融・貿易 起業家マインドの行方―ベンチャー・ビジネスの検証2

第5章 中国人サラリーマン、それぞれの選択

第6章 アカデミズム・フリーランス・NPO―職業選択の自由

第7章 僑報・僑団―開かれたコミュニケーションを求めて

おわりに 大人しい隣人たちに

精神科医療治療・生活・社会 (シリーズ「社会臨床の視界」 第 2巻)

出版社: 現代書館 (2008/04)

3000円(山本に聞いたと直接現代書館TEL:03-3221-1321に注文すると、2割引プラス消費税送料で入手できます)

「差別・偏見」にまみれた精神科医療の近代・現在の現場から、その諸問題を描き出す。精神医学と社会との関連を描き、その医療状況の変遷をたどる。そして、そこで分けられ、治療される者の現場の声を紹介する。今日強調されている「精神障害者の人権と社会参加」の検証という観点から、病院外、地域へと「開かれていく」医療・福祉の新しい状況や、解くべき課題を探る。

赤松さんの東京足立病院の変遷、精神科医療は後退しているという報告は必読

会員の山本眞理も一章書いています。

第1章 精神医学と社会 石川憲彦・三輪寿二

第2章 精神病院医療はどう変わってきたのか

赤松晶子・三輪寿二

第3章 薬物療法の問題群 三輪寿二

第4章 ピープルファースト私たちはまず人間だ 山本眞理

第5章 精神保健と地域論 大賀達雄

第6章 街なか「オープンスペース」の8年 根本俊雄

みんな違って、みんな一緒 障害者権利条約

日本障害フォーラム 発行

B5 判 本文48ページ 500円(送料含め)

全国「精神病」者集団も参加している、日本障害フォーラムが、条約の基本をわかりやすくまとめたものです。さまざまな障害をもつ立場からの主張も掲載。コンパクトにまとまったパンフができました。

ご注文は全国「精神病」者集団窓口まで

差別に苦しむ仲間へ 条約の完全履行に向けて

WNUSP障害者権利条約履行マニュアル邦訳発行

WNUSP障害者権利条約履行マニュアル邦訳を発行しました。

A4判 本文60ページ 定価 送料含め 1000円

(手作り版は、全国「精神病」者集団会員と有料購読者は送料含め特価500円)

条約の要約と何をなすべきか、各地での実践例、オールタナティブの提起など盛りだくさんの内容です。

なお視覚障害など墨字本を読めない方にはメールで電子データもお送りいたします。活字版同様1000円のお振込みをお願いいたします。メールでお申し込みください。


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運営委員S.T.さんの感想から

8日は久しぶりに1日中予定が無く昼からは晴れて調子も良かったのでアパートの階段に座り込み「マニュアル」を読みました。久しく忘れていた「一気読み」をして。おおよその内容を知り本当に感激しました。

自分の生涯と世界の仲間の気持ちがぴったりとくっついた様な感じです。これは是非ともまわりの人々に読んでもらいたい気になったのです。「障害を持つ人の人権条約」は様々な本を読み講演にも行ってどこか納得しえないことがあったのですが、それらが目に見えたような気分です。(妄想かな?)

詳しいことについては全国「精神病」者集団窓口までお問い合わせください。


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