習志野市障がい者雇用を求める会(準)ホームページより

各位 様
お世話になります。4月7日行われた習志野市役所障がい者不当解雇事件の第3回裁判には、雨の中たくさんの皆様が傍聴に来てくださり、また裁判報告会でも多くの方々からご発言をいただき、有難うございます。

70人の傍聴席を毎回満席にしていただき、大きな力と勇気をいただいております。

傍聴に入れなかった皆様にはお詫び申し上げます。
署名も900名を超えました。心より感謝申し上げます。
裁判の中で、今まで隠されていた事実が次々に明らかになっております。
前回の裁判で被告習志野市側の弁護士が
①課長の評価が60点に満たなかったため解雇した。「60点解雇基準」の法的根 拠は次回示す
②解雇の根拠になった「勤務実績報告書」の中身は開示しない
と言っていましたが、
4月7日の第3回裁判では
①「60点解雇基準」の法的根拠がないことを認め(「成文化されたものはない」)
②裁判所の指示で墨塗りだった課長の実績報告書の中身を開示してきた
と、驚くべき展開になっております。
また以下のようなことも裁判を通して明らかになりました。
●Aさんを解雇するための材料を集めるため、3カ月間「追い出し部屋」の総務課で一日中Aさんを監視して、膨大な「監視記録」を作っていた
●「ネクタイが曲がっていた」「あくびをしていた」「始業5分前に出勤するよう言った のに、3分前に出勤した」など、およそ解雇に結びつくような理由とは言えない内容を解雇理由にしている
●解雇目的で「勤務実績報告書」を作成したため、17の評価項目について、ほぼすべて最低の評価をしてツジツマを合わせている。
●障がい者枠で採用したのに、「あまり健康ではない」ことまで「能力不足」の一つに数え上げている
今まで隠されていた「評価」のブラックな中身がどんどん明るみに出ています。
第3回裁判の内容、動画、最新の情報に更新した「経過と問題点」などを
習志野市障がい者雇用を求める会(準)ホームページ
に掲載しましたので、ご参照ください。

次回の裁判は6月13日(火)午後1時半からです。

今後ともお力添えのほど、宜しくお願いいたします。
習志野市障がい者雇用を求める会(準)

 

 

 

 

(習志野市障がい者雇用を求める会(準)ホームページ
http://mayday.sub.jp/n.koyou/
「経過と問題点」から引用)

 ①初めから「解雇の結論ありき」で、2015年12月以降は、解雇の口実を見つけるため、一日中Aさんの一挙手一投足を記入した「監視記録」(ネクタイが曲がっていた、5分前に出勤するよう指示したのに3分前に出勤した、などささいなことを他の職員にまで密告させ、Aさんに内緒で記入)を作っていたこと
②Aさんが記入し上司の決裁をもらった「実習日誌」をコピーし、その上に「Aさんに内緒で」係長が監視記録=アラさがしメモを殴り書きしていたこと
などが裁判で明らかになりました。

2015年12月から2016年2月まで3か月間の総務課勤務の期間、Aさん本人は「大過なく仕事ができた」と自己評価していますが、実はこの間当局はAさんに隠して一日中Aさんの一挙手一投足を記入した「監視メモ」でアラさがしを行い、他の職員に密告までさせて解雇の口実を見つけようとしていた。つまり総務課は、Aさんを解雇に追い込むための「追い出し部屋」だったのです。障がい者を職場に受け入れよう、新人を指導育成しよう、という姿勢はみじんもありません。
その監視メモは一体どういうふうに作られたのか?総務課にいた3か月間、Aさんはその日にやった業務と、それに対する上司の指導内容を記入し、係長と課長の決裁をもらった公文書「実習日誌」を作成していました。
本来なら、この実習日誌に①その日にやった業務内容と、②その業務に対し上司から行われた指導をAさんが記入し、その内容が間違いなければ上司が決裁印を押して保管。その内容を以後の業務に活かす、というものです。
ところが、驚くべきことに当局はその実習日誌をそうっとコピーし、「Aさんに内緒で」係長がその上に赤字や青字で監視記録(アラさがしや密告のメモ)をなぐり書きした「裏帳簿」を作っていた、ということが裁判資料で明らかになりました。
「障がい者を解雇するためならどんな手段も辞さない」という習志野市の異常体質には、ただただ驚くばかりです。

Aさんが記入し、上司の決裁をもらった正式の公文書「実習日誌」(写真上)それをAさんに内緒でコピーし、アラさがしをなぐり書きした「裏帳簿」(写真下)

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