日時 11月24日(日)13時開場 13時15分から16時45分
場所 日本キリスト教会館 4階 会議室A、B
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参加費 500円
講演 〈新型〉の収容主義を語る-心神喪失者等医療観察法
浅野詠子さん
1959年神奈川県生まれ。青山学院大学卒。奈良新聞記者を経て2008年からフリージャーナリスト。2012年、医療観察法の矛盾、人権問題を取材した『重装備病棟の矛盾-7年目の司法精神医療』で週刊金曜日ルポ大賞の佳作入選。再取材し、大幅に加筆した著書『〈新型〉収容主義』(仮題)を近く刊行予定。過去の新聞連載、著書、論考のテーマは精神科救急、情報公開、地域資源、地方自治など。奈良市民。
特別提起 太田順一郎さん 精神保健福祉法の改正に関する報告
精神科医、岡山市こころの健康センター所長
リレートーク
○終了後、交流会を予定しています。
○全国から参加される当事者の方への交通費は1人上限5000円まで補助します。
医療観察法の05年7月施行から8年が経過しました。その実態は、入院期間が着実に長期化し5~7年も退院できない人がいる(ガイドラインでは1年6ヵ月)、36名の自殺者の実態が明らかにされていない、医療を終了しても4割の方が地域で安定した生活ができていない、等々。いかに法務・厚生労働省が「有効に機能している」と強調しようと、この法が当事者のための「医療」「社会復帰」ではなく予防拘禁法・治安対策の保安処分法であることを実証する現状にあります。しかしその「充実」が策動されています。
通常国会では精神保健福祉法が精神障害者の強制入院を強化するものとして改悪されました。また臨時国会では安倍政権による本格的な戦争と治安法のラッシュのなかで、精神病を列記する自動車運転致死傷特別法さらに生活保護法改悪等、精神障害者を社会から隔離・排除する制度の強化法案が上程されようとしています。
今回の集会では、医療観察法の矛盾・人権問題を取材してきた浅野詠子さんから実態を報告、精神保健福祉法「改正」の問題点を太田順一郎さんから提起していただきます。
医療観察法が精神保健福祉法に食い込む企てが進行しています。精神障害者差別・予防拘禁の医療観察法廃止にむけていま私たちに問われているのは何か。共に考えながら廃止運動の強化を目指していきたいと思います。集会への皆さんの参加を訴えます。
共同呼びかけ ○心神喪失者等医療観察法をなくす会
○国立武蔵病院(精神)強制・隔離入院施設問題を考える会
○NPO大阪精神医療人権センター
○心神喪失者等医療観察法(予防拘禁法)を許すな!ネットワーク
東京都板橋区板橋2-44-10-203 オフィス桑気付
電話 090-9240-9716