抗 議 声 明
本日、2010年11月18日の第176回臨時国会衆議院本会において、いわゆる障害者自立支援法改正案(障がい者制度改革推進本部等における検討を踏まえて障害保健福祉施策を見直すまでの問において障害者等の地域生活を支援するための関係法律の整備に関する法律)が、あっけなく可決されました。
昨日17日の厚生労働委員会では質疑の時間を設けず、本日も同じように一切の審議がされぬままの可決でした。
また、私たちが反対を続けてきた、精神保健及び精神障害者福祉に関する法律の一部改正(精神科救急の導入)の部分について、本会での牧義夫厚生労働委員長の説明は、「等」の一言しかありませんでした。そして、「等」の一言をなんら疑問に思わず、賛成多数で可決したわけです。わずか、3分にも満たない説明の中の「等」の一言で、私たちの運命が決まってしまうのです。それほど、恐ろしいことはないと思います。
こうした会議の開き方も含めて、いわゆる障害者自立支援法改正案が衆議院本会を通過したことに、怒りを禁じえません。私たちは、このことにつよく抗議します。
2010年11月18日
全国「精神病」者集団