2月12日630 調査の今まで通りの情報開示を求める院内集会

2019年2月12日 12:00〜14:30 参議院議員会館B107会議室
(午前11時半より1階ロビーで通行証を発行します)

「630調査」とは毎年6月30日に厚労省がすべての精神医療機関に、全数データを提出を求め、集計結果を公開したもの。

精神保健福祉資料|精神保健計画研究部

●「精神保健福祉資料」が変わります 従来厚生労働省が実施した、いわゆる「630調査」の集計の掲載から、平成29年5月末日公表データより、平成30年度からの第7次医療計画および第5期障害福祉計画に参照となるべく指標にあわせた、NDBなどを組み合わせたデータをまとめたものを公表します。精神疾患の医療計画では ①精神障害にも対応した地域包括ケアシステムの構築、② 多様な精神疾患等に対応できる医療連…

それは市民が精神医療の実態を知る貴重な情報だ。このデータで、各地の精神医療人権センターなどは、病院ごとの情報開示を求めて実態を把握し、病院訪問にも役立ててきた。しかし、各自治体は病院ごとの情報は非公開と態度を変えてきた。
これでは630調査は精神病院実態を市民に知らせない、隠ぺい調査になってしまう。病院の情報は「個人情報」ではない。きっかけは精神病院の経営者団体である日精協が、630調査で「個人情報が流出する懸念がある」と下記URLの声明文で非協力の態度をちらつかせたことによる。
日精協は、10年で2倍にも急増した身体拘束の調査への非協力に続いて、「個人情報保護」の名目で精神病院情報を隠そうとし、厚労省、各自治体が協力することになる。
これでは630調査は精神医療業界と政府自治体のための資料で市民、精神医療のユーザーのための資料ではなくなる。

【個別病院データとは】
個別病院ごとの入院者の病名、年齢、入院期間、入院形態の構成や隔離・身体拘束数など。長期入院の実態、閉鎖性などが見えなくなる。
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630調査のこのような事態を受けて、院内集会を開催することに致しました。
今回の院内集会は、大きな意味を持ちますし、大きな動きにしなければならないと思います。
今回の630情報非開示の問題は、民主主義国家の根幹の「情報」を国がどのように考えているか、これでは市民、国民には何も知らせないで由らしむべし知らしむべからずたみはよらしむべしの時代に戻すもので、日精協の引き金で、既にそれが始まってしまった、ということだと思います。
そういう意味において、できるだけ広範な方々に参加頂ければと思っています。
どうぞよろしくお願い申し上げます。

関連
【日精協630調査声明文に対する緊急声明】全国「精神病」者集団 https://jngmdp.net/2018/10/25/20181025/

上記団体名は僭称です。全国「精神病」者集団という団体は2018年5月1日より存在しません。WNUSPのメンバーでもありません

以下ご覧ください

List of WNUSP Members

This list is under construction and not exhaustive. The following organizations are members of WNUSP. Fundamental Colombia, Colombia http://www.fundamentalcolombia.org/ Advocacy Centre of Persons with Psychosocial Disability (ACPPD), Japan http://acppd.org/ Mind Rights, the Netherlands http://www.mindrights.org National Organization of Users and Survivors of Psychiatry in Rwanda (NOUSPR), Rwanda http://www.nouspr.org/ Ubuntu Centre, South Africa http://ubuntucentre.wordpress.com/ Korean Alliance on…

【おりふれ通信:精神科病院統計が激変! あらためて個別精神病院統計の公表を求める】

http://orifure-net.cocolog-nifty.com/net/2018/01/post-f0de.html

【日精協:精神保健福祉資料(630調査)の実施についての声明文】

https://goo.gl/WqNnMC

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