ティナの分析の前文です
強制入院制度の廃止などありえないという日本の業界の思い込み、はては今更国連原則引っ張り出す方たちまでいる実態の中でこのペルーの改革はわたしたちに勇気を与えてくれます
日本でもこうした障害者団体の団結こそと考えます
この作業部会のスペイン語が読めたらいいんですが
英語原文は以下
https://www.madinamerica.com/2018/10/peruvian-legal-capacity-reform-celebration-and-analysis/
ペルーの法的能力改革 祝福と分析
弁護士 ティナ・ミンコウィッツ
ペルーは障害に基づくあるいは「判断能力」に基づく、法的能力のすべての制限をその民法から削除し、障害のある成人の後見人制度に終止符を打つ、長い間待望されていた画期的改革を行った。いくつかのカテゴリーの人(財産の大半を費やしてしまう相続人のある人、刑罰として拘禁下にある人、昏睡状態の人で事前の支援の指示をしていない人)はまだ法的に無能力と宣告され後見人のもとに置かれることはあるけれど、精神障害、知的障害、認知障害に関連付けた根拠が、いかなる種類の後見人あるいは公式の法的能力の制限から削除されたことは世界的にもユニークであり、こうしたことが技術的にも政治的にも実行可能であることを示している。
ペルーは先に精神保健法を改正して、今や一般的な保健法に精神医療の章が書かれている。これは「緊急時」を除き、また依存性者の同意のない「入院」と「治療」を除き、自由なインフォームドコンセントを求めている。これらの強制的介入の残存は置き換えられる必要があり、また同時に、障害に基づく刑事責任能力なしの宣告を定め、これらの場合に「保安処分」として精神科施設への強制収容を定めている刑法の条文もまた置き換えられる必要がある。
障害の権利を主張する活動家は数年間に渡りこの改革に向けて闘いそして法案起草を行った(スペイン語の読める方は起草委員会のレポートhttp://www2.congreso.gob.pe/sicr/comisiones/2013/cedis2013.nsf/pubweb/1D188C29A84F93CC05257E19006D8DE3/$FILE/ANTEPROYECTOCEDIS.PDF
を読むと、同様の作業に取り組んでいる方には参考になります)。Sodis(社会と障害)という組織はこの改革を始める主導権を取り、より小さなAlamo(精神保健サービス利用者の組織)やペルーダウンシンドローム協会、学会、そして国内の主要な障害分野の組織をまとめた連合体を作った。Sodis
https://sodisperu.org/
はまた障害者権利条約に従った素晴らしい変革を獲得する過程において,技術的アドバイスと支援を提供した。
私の投稿を読んでいる方はご存じのように、障害者権利条約はすべての国に、後見人制度そして他の代理決定の終結と、精神保健における強制的「治療」介入あるいは精神保健施設への自由の剥奪の廃止を求めている。(障害者権利条約委員会の14条ガイドライン(https://www.jngmdp.org/%E5%9B%BD%E9%80%A3%E4%BA%BA%E6%A8%A9%E3%83%A1%E3%82%AB%E3%83%8B%E3%82%BA%E3%83%A0/3178)と12条に関する一般的意見1号http://www.dinf.ne.jp/doc/japanese/rights/rightafter/crpd_gc1_2014_article12_0519.html参照) 従前の改革とともにこの改革によって、ペルーは条約12条と14条について世界のいかなる国よりも完全な一致に近づいた。
以下参照 スペイン版のオリジナルの改革についてはこちら、Sodisによるコメンタールの英訳はこちらhttp://www.chrusp.org/file/340835/Legislative_Decree_No_1384__Peruvian_legal_capacity_reform_.docx。そして改革を祝福するビデオはこちらhttps://www.youtube.com/watch?v=53Lu4swxaQA
改革を担ったアルベルトの講義 英語
Peruvian legal capacity reform 英語 アルベルトの講義レジュメPDFダウンロード
Peruvian Legal Capacity Reform
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