2019 年3 月7 日から報道されている、人工透析を中止して44 歳の女性を死亡させた公立福生病院事件は見過ごすことのできない、いや決して見過ごしてはいけない事件です。
透析を継続すれば長く生きられる患者に、医者が透析中止の選択肢を提示することは患者を死へと誘導する行為であり、決して容認できません。さらに、苦しさから透析再開を求めた女性の訴えを無視し鎮静剤を打って死に至らしめたことに、私たちは大きな衝撃と怒りを覚えます。同病院では、この女性の他にも透析中止による死亡者が3 人、透析非導入で亡くなった方が20 人もいたと報道されており、疑念を抱かざるをえません。
こうした事件が生み出された背景には、他人の命を犠牲にする「脳死・臓器移植」の推進や、政府の実質的な「尊厳死・安楽死」推進政策が関係していると私たちは考えています。
この事件について取り組み始めた者たちが実行委員会をつくり、初めての院内集会を開きます。多くの方々のご参加をお願いします。
日時:2019年6月6日(木)15時~17時(受付14時半より)
場所:衆議院第2議員会館3会議室 地下鉄 国会議事堂前 あるいは永田町下車
*報告1: 冠木克彦弁護士
昨年8月16日に亡くなられた女性の夫の代理人として
*報告2: 斎藤義彦毎日新聞記者
事件の取材から明らかになったこと
*参加議員からのご挨拶
*参加団体からの発言
主催:公立福生病院事件を考える院内集会実行委員会
連絡先:090(6172)5174 川見
Email:abdcnet@gmail.com
【実行委員会 呼びかけ団体】
臓器移植法を問い直す市民ネットワーク/精神障害者権利主張センター・絆/「骨格提言」の完全実現を求める大フォーラム実行委員会/地域でくらすための東京ネットワーク/バクバクの会~人工呼吸器とともに生きる/ NPO こらーるたいとう/日本消費者連盟/ DNA 問題研究会/怒っているぞ!障害者きりすて!全国ネットワーク