東京都福生市にある公立福生病院で、「医師が人工透析中止の選択肢を提示し患者が亡くなった」透析中止死亡事件の遺族が「透析再開の訴えを聞いてもらえなかった。無念だ。もっと生きていてほしかった」と、10月17日、東京地裁に民事訴訟を提起します。
裁判提訴報告集会を行いますので、ぜひご参加ください。
●日時: 2019年10月17日㈭
18時30分~ 20時30分
(受付18 時より)
●場所: 東京都障害者福祉会館
2階教室 ( 港区芝5-18-2 JR田町駅 徒歩5分
都営地下鉄三田駅 徒歩1分)
●内容: 訴状についての説明と今後について(弁護団から)
亡くなった女性の夫からのメッセージ
透析患者さんからの訴え
連絡会から
公立福生病院透析中止事件とは
2018年8月9日、腎臓病を患う44歳の女性が、透析に使う血管の分路(シャント)がつまったため、公立福生病院腎臓病総合医療センターを受診した。担当外科医は首周辺に管(カテーテル)を入れて透析を続ける治療法とともに、透析をやめる選択肢を提示。やめれば2 ~ 3週間程度の寿命となると説明した。女性は透析中止を決め、“透析離脱証明書”にサインした。
女性は8月14日、容態が悪化して同病院に入院し、16日に亡くなった。その間「こんなに苦しいなら透析したほうがいい。撤回する」と透析再開を求めた。夫も外科医に透析再開を訴えたが、医師はこれに応じず、多量の鎮静剤を投与、女性は死に至った。医師は「正気の時の意思に重きを置いた」という。
同病院では、腎センターが開設された2013年4月から2019年3月までの間に、透析中止を選択して死亡した患者が4人、最初から透析をしない「非導入」で死亡した患者が約20人いたことが、東京都の立ち入り検査で明らかになっている。
裁判支援カンパ(当面の目標額50万円)を集めています。以下の振替口座に振り込みをお願いします!
郵便振替口座 00240-6-90199(ゆうちょ銀行 〇二九店 当座 0090199)
加入者名 公立福生病院事件を考える連絡会
公立福生病院事件を考える連絡会
連絡先 電話: 080-6532-0916 / e-mail : fussaren@yahoo.co.jp