3月24日 障害女性の子宮摘出手術はどう語られてきたのか

立教大学共生社会研究センター主催 公開セミナー
障害女性の子宮摘出手術はどう語られてきたのか
―1960年代と1980年代を中心に―

昨年1月、旧優生保護法による強制不妊手術を受けた宮城県の女性が、国家賠償を求める訴訟を仙台地裁に提訴し、これを皮切りに各地で同様の訴訟が起こされている。こうして、障害者に対する強制不妊手術の歴史が大きな社会問題として一般社会で認識され始めているが、問題は旧優生保護法による手術にとどまらない。日本では長期にわたり多数の障害女性に「生理時の介助軽減」などを目的とした子宮摘出手術が行われてきた事実がある。この手術は旧優生保護法の規定にない手術であり統計にも現れることがないため、実態の解明は容易ではないが、究明が急がれている。

そこで、この公開セミナーでは、障害女性に対する子宮摘出手術に関する様々な「語り」に注目して、この困難な課題に関するご報告をいただく。そのことを通して見えてくる戦後日本社会の問題点とそこから立ち上がろうとする障害女性の歴史について参加者とともに議論し、歴史的な認識を深めると同時に、現状の問題点、そして未来への展望を考えることを目的とする。

◆日時:2019年3月24日(日) 14:00~17:00(13:30開場)
◆場所:立教大学池袋キャンパス 5号館第1・2会議室

◆情報保障:パソコン文字通訳を実施
◆事前申し込み不要・入場無料

◆報告
鈴木雅子(歴史学研究会会員・静岡県近代史研究会会員)
「1960年代の当事者、親、関係者が語る子宮摘出手術」

瀬山紀子(淑徳大学非常勤講師(ジェンダー福祉論)+α)
「捉え返し、問い直す語り 80年代の障害女性たちの語りから」

問合せ先:立教大学共生社会研究センター(03-3985-4457
http://www.rikkyo.ac.jp/research/institute/rcccs/

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