7.7連続学習討論会北大病院・医療観察法病棟の 札幌刑務所内設置は何を意味するのか

心神喪失者等医療観察法(予防拘禁法)を許すな!ネットワーク
7.7連続学習討論会No. 32
北大病院・医療観察法病棟の札幌刑務所内設置は何を意味するのか

■日時:2019年7月7日(B) 13:00開場、13:30~16:30
■場所:スマイル中野5F和室(TEL:03-5380-0891)
(JR中野駅北口下車徒歩7分)
口提起:佐々木信夫さん(弁護士)
■参加費: 500円

○北大病院(北海道大学病院)が医療観察法入院機関となり、病棟(23床)は分院として札幌刑務所内に造られることが昨年9月に発表されました。病院は「大学病院が運営することで、再犯防止の研究の発展などにつながる」と治安対策「再犯防止」観点からの研究を重視していくことを示しています。

○医療観察法は施行から今年7月で14年目になります。入院期間は平均951日(ガイドラインは18か月、17/11/28厚労省「医療観察法の医療体制に関する懇談会」)と長期化が進行しています。厚労省・法務省交渉で明らかになった自殺数は「入院中13名」(17/5/24厚労省) 「通院中45名」(18/8/1法務省)ですが、その実態を明らかにしませんでした。また厚労省は18/1/10にクロザピンの本格的使用拡大策を打ち出しました。クロザピンは重篤な副作用があり「他の薬剤よりも有意に良好ではない」(16年3月ミュンヘンエ科大学の解析)抗精神病薬です。これが「手厚い専門的な医療」の実態です。

○全国初の大学病院内の設置しかも刑務所内での病棟建設、という新たな事態について私たちはどう考えるのか。今年3/9「法と精神医学会第34回大会」でシンポジウム「北海道における指定入院医療機関の設置について」が開催されました。今回はこのシンポジウムにも参加された佐々木弁護士をお招きします。参加の報告を含め問題提起をうけながら、医療観察法の現状分析、今後の闘いの方向性を共に考えていきたいと思います。ご参加を訴えます。

心神喪失者等医療観察法(予防拘禁法)を許すな!ネットワーク
東京都板橋区板橋2-44-10-203ヴアンクール板橋
北部労働者法律センター気付fax: 03-3961-0212

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