公開勉強会 ゲノム編集技術の現状と生命倫理の問題を考える

ゲノム編集の応用が広がっています。農産物、畜産物ばかりでなく薬品、医療、軍事などさまざまな分野で急速に利用されるようになりました。これまでの遺伝子操作で問題となった生物多様性、安全性だけでなく人間のゲノムを操作することから生命倫理、優生思想の問題へと我々に強く問いかけてくるようになりました。
すでに出生前、着床前診断が当たり前のように行われるようになり、ゲノム編集技術による受精卵や胎児への治療も視野に、研究や開発が進んでいます。そこでは病気や障害があってはならないものという考え方をもたらすだけでなく、より健康で、より能力の優れた子どもを誕生させる動きへとつながっています。このように生命倫理が大きな課題になってきており、科学技術の問題だから科学者、研究者、医者に任せていいわけはありません。私達一人一人が向き合う問題だと思います。
新たな遺伝子操作であるゲノム編集技術による研究・開発が進めば進むほど、今まで見えなかったこと、実現しそうにもなかったことが見えてくるでしょうし、実現されるでしょう。ゲノム編集研究の第一人者である山本卓さんに生命科学の動向を解説いただき、河田昌東さん、島薗進さんに、生命倫理の問題、課題を提示いただき議論したいと思います。科学技術はどこまで生命を操作することが許されるのか、参加者の皆さんと共に考えてみたいと思います。


日 時: 2018 年12 月6 日(木)13:30~16:30
講師 : 山本卓 さん  (日本ゲノム編集学会会長)
ゲノム編集技術の現状
河田昌東さん  (分子生物学者)
ゲノム編集技術の生命倫理的問題点を問う‐科学者の立場から
島薗進さん  (上智大学大学院実践宗教学研究科教授)
ゲノム編集技術を施す生殖補助医療について

後半:パネルディスカッション
パネリスト
山本卓さん
河田昌東さん
天笠啓祐さん
司会:島薗進さん

会 場 :全国教育文化会館 エデュカス東京  5階会議室B
東京都千代田区二番町12-1
■JR四谷駅下車徒歩7分 ■地下鉄有楽町線麹町下車徒歩2分
■JR市ヶ谷駅, 地下鉄都営新宿線, 地下鉄南北線市ヶ谷駅徒歩7分
https://www.mapion.co.jp/phonebook/M04101/13101/0000ZKET_001pa/
参加費 : 1000円
主催 :ゲノム問題検討会議
問い合わせ:神野玲子 携帯090-2669-0413
Email:jreikochan@yahoo.co.jp

シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

フォローする