国際シンポジウム 日本軍「慰安婦」の声 記憶と遺産

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日本軍「慰安婦」関連記録をユネスコ記憶遺産に
共同登録するための国際シンポジウム

日本軍「慰安婦」の声―記憶と再現
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日 時:2018年11月10日(土) 10:00~18:00(9:30開場)
会 場:在日本韓国YMCA 地下スペースYホール
    東京都千代田区猿楽町2-5-5
    JR水道橋駅から徒歩5分、JR御茶の水駅から徒歩8分、地下鉄神保町駅から徒歩7分
資料代:1000円


賛同募集!!

本シンポジウムを成功させるため、また、ユネスコ記憶遺産への登録を実現するため、力をお貸しください。

個人賛同 1口1000円
団体賛同 1口3000円

郵便振替口座
00120-7-265283
「慰安婦」被害者の声を記憶遺産にする会

ゆうちょ銀行
〇一九(ゼロイチキュウ)店 当座0265283


1991年、金学順さんの名乗り出を契機に、各国の日本軍「慰安婦」被害者たちが続々と声を上げました。その「声」は日本軍による戦時性暴力の告発に止まらず、女性の人権回復と平和構築のための運動へと発展し、世界に影響を与えてきました。

このような運動を生み出した彼女たちの「声」を、人類の遺産として保存しようと、2016年、韓国、日本、中国、台湾、フィリピン、インドネシア、オランダ、東ティモールの市民団体が、大英帝国戦争博物館と共に、ユネスコ記憶遺産(「世界の記憶」)に登録申請しました。一方、日本と米国の民間団体が共同で「慰安婦と日本軍の規律に関する文書」というタイトルで、登録申請書を提出しました。

2017年、国際諮問委員会(IAC)は同年の執行委員会の決定を理由に、両申請は政治的緊張をもたらすもので、登録申請当事者間の対話をユネスコが仲裁すべきだとし、2件の登録申請の決定を保留しました。

本シンポジウムでは、日本軍「慰安婦」関連記録をめぐる一連のプロセスを明らかにすることで、「戦争と社会的変動、略奪と違法な取引、破壊、不適切な保護」等から記録物を保護する目的で設立されたユネスコ記憶遺産(「世界の記憶」)の役割について再考し、日本軍「慰安婦」関連記録のように未だ隠蔽の怖れのある国家暴力、社会暴力の被害者など、権力を持たない弱者の記録をどのように保存するべきなのかについて、世界の専門家たちが一堂に会して議論します。


第1セッション
日本軍「慰安婦」の声、過去と現在

ファシリテータ:申蕙秀(国際連帯委員会事務団団長)

ウスティニア・ドルゴポール(フリンダース大学准教授)
「国際社会と日本軍『慰安婦』の出会い」

リリアン・シン(日本軍「慰安婦」正義連合共同議長)
「サンフランシスコの 『慰安婦』 追悼碑が投げかける意味」

申蕙秀(国連社会権規約委員会委員)
「日本軍 『慰安婦』 運動の影響」

コメント:東澤靖(弁護士)


第2セッション
日本軍「慰安婦」記憶の超国家性

ファシリテータ:池田恵理子(日本委員会委員、wam名誉館長)

韓惠仁(国際連帯委員会事務団チーム長)
「日本軍 『慰安婦』 関連記録をユネスコ記憶遺産に共同登録するための国際連帯委員会の活動」

キム・ヒョンギョン(ベルリン自由大学東アジア大学院研究員)
「ヨーロッパにおける『記憶』の装置/公共の歴史としての日本軍 『慰安婦』 」

フィリス・キム (カリフォルニア州韓米フォーラム代表)
「記憶の連結と保存:教科書の記述と教育」


第3セッション
ユネスコの役割の再検討

ファシリテータ:黃舒楣(国立台湾大学助教授)

エドワード・ヴィッカーズ(九州大学教授)
「ユネスコの『政治化 』 とアジアの文化遺産を通した外交」

イ・ヒョンギョン(ケンブリッジ大学、ソウル大学研究員)
「記憶は危機に瀕しているのか? ユネスコの役割に対する再検討」

コメント:松野明久(大阪大学教授)


第4セッション
平和をめざす記憶と記録

ファシリテータ:韓惠仁(国際連帯委員会事務団チーム長)

マリー・ルイーズ・スティーグ・ソレンセン(ケンブリッジ大学准教授)
「ジェンダー文化遺産としての日本軍『慰安婦』記録物」

マリー・マッカーシー(ドレーク大学准教授)/リンダ・C・ハスヌマ(ブリッジポート大学客員教授)
「連帯と動員、米国女性博物館と日本軍 『慰安婦』 問題」

朱煜傑(オーストラリア国立大学助教授)
「記憶の共有としての記憶遺産、持続可能な連帯」


主催:「日本軍『慰安婦』の声」共同登録国際委員会
※韓国、中国、台湾、フィリピン、インドネシア、オランダ、東ティモール、日本の民間団体によって構成されており、2016年5月31日、大英帝国戦争博物館と共に、「日本軍『慰安婦』の声」というタイトルで2700点あまりの日本軍「慰安婦」関連記録を共同申請した。

連絡先:ユネスコ記憶遺産共同登録日本委員会
東京都新宿区西早稲田2-3-18AVACOビル2Fwam気付
Email:mowjapan2016@gmail.com
※構成団体:アクティブ・ミュージアム「女たちの戦争と平和資料館」(wam)、山西省・明らかにする会、中国人「慰安婦」裁判を支援する会、フィリピン人元「従軍慰安婦」を支援する会、台湾の元「慰安婦」を支援する会、在日の慰安婦裁判を支える会

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