シンポジウム「ゲノム編集と命の選別―新たな時代を迎える?命の始まりへの介入」

シンポジウム「ゲノム編集と命の選別―新たな時代を迎える?命の始まりへの介入」

■日 時:2018年11月11日(日)13:30~16:30
■会場:ひと・まち交流館京都 第1第2会議室
京都市下京区西木屋町通上ノ口上る梅湊町83-1 (河原町通五条下る東側)
TEL:075-354-8711 / FAX:075-354-8712

■プログラム
総合司会:佐々木和子氏(京都ダウン症児を育てる親の会・グループ生殖医療と差別)
講  演:いのちの選別―強制不妊手術と出生前診断― 利光惠子氏(立命館大学生存学研究センター客員研究員・グループ生殖医療と差別)
ゲノム編集技術とその問題点 河田昌東氏(分子生物学者)
優生思想とゲノム編集 天笠啓祐氏(ジャーナリスト)

■アクセス【バス】市バス4,17,205号系統「河原町正面」下車【電車】地下鉄烏丸線「五条」下車 徒歩10分
■参加費:800円(資料代)
■手話通訳の必要な方は10月20日までに佐々木宛、お申し込みください

■趣旨:出生前診断や着床前診断は、ここ数年の間に新しい技術も加わり、命の選別が当たり前のように行われるようになってきました。私たちはこれまで「出生前診断」そのものを「命の選別」であり、「障害者差別」であると反対してきました。
しかし、ここにきて生まれる命を操作する技術が加わろうとしています。
世界を見渡せば、ゲノム編集で受精卵の遺伝子を改変し、病気の「治療」につなげようという研究も進み、現実化しつつあります。命の選別と遺伝子レベルでの操作が同時に進行する時代になりつつあります。受精卵や生殖細胞にゲノム編集を施すことになると、それが次世代以降に受け継がれ、人間による人間の改造につながっていきます。
このような事態は新たな優生学の時代の到来を予感させます。
「不良な子孫の出生防止」を目的とした旧優生保護法のもと、強制的に不妊手術をされ、その結果、人生を大きく狂わされた人たちへの検証も反省もまだされていないというのに、技術ばかりが先行し、人の生活に新たな不安と混乱を起こしています。
先日、厚労省と文科省の合同会議が、ゲノム編集技術を使ってヒト受精卵を操作する研究についての倫理指針を了承したと報じられています。
多くの人々にとって、何が始まるのかも十全には理解できないまま、来春には、生殖補助医療を目的とした受精卵の遺伝子改変が始まりそうな勢いです。
命の始まりへの介入とは何か、新たな遺伝子操作を可能にしたゲノム編集とは何であり、何をもたらすのか。「新しい優生学」の時代はやってくるのか。
まずは知ることから始めたいと思います。そして、参加者の皆さんとじっくり考えてみたいと思います。

■主催団体:京都ダウン症児を育てる親の会(トライアングル)/グループ生殖医療と差別(旧優性思想を問うネットワーク)/DNA問題研究会
■問い合わせ:佐々木和子:090-8208-8622
E-mail kazuko-s@white.plala.or.jp
神野 玲子:090-2669-0413
E-mail jreikochan@yahoo.

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