「不幸な子どもの生まれない運動」という
かつての兵庫県の施策を知っていますか?~
1966年4月~1974年3月までの期間に兵庫県衛生部が中心となり、兵庫県下全域に広めていきました。また、兵庫県のその施策はモデルとなり全国へと波及していったのです。「不幸な子ども」とは、主に障害者を指しています。兵庫県は「不幸な子ども」を増やさないために県費で強制不妊手術や出生前診断を推進しました。
時代は巡り、障害者との共生を謳う現代ですが、一昨年発行された『兵庫県立こども病院移転記念誌』には、これらの施策を「本邦で初めてのユニークな県民運動」と称賛する文章が堂々と掲載されました。2013年に始まった新型出生前検査は、今春から一般医療として広く実施されようとしています。受精卵の段階で「異常」の有無を広範囲に調べる着床前診断も多くの施設で行われています。
「不幸な子どもの生まれない運動」は本当に終わったのでしょうか?もう一度、問い直し、今を取り巻く障害者の命のあり方について考えます。
日時:2018年6月30日(土)13:30〜16:30(開場12:30〜)
基調講演
「不幸な子どもの生まれない運動とは?」
松永 真純氏(大阪教育大学非常勤講師)
「青い芝の抗議行動と原発事故で広がる現在の優生思想」
古井 正代氏(元関西青い芝の会/脳性まひ者の生活と健康を考える会代表)
「強制不妊手術と今」 利光 恵子氏(優生手術に対する謝罪を求める会)
「出生前診断は本当に必要ですか?」 石地 かおる氏(神経筋疾患ネットワーク)
「われわれの内なる優生思想を問う」
斉藤 日出治氏(われわれの内なる優生思想を考える会)
指定発言者 長束 真砂子氏(県立こども病院元看護師)
司会進行 寺田 さち子、藤原 久美子(関西女性障害者ネットワーク)
主催:われわれの内なる優生思想を考える会/関西女性障害者ネットワーク
申し込み不要
ただし、情報保障(手話通訳・PCテイク・点字資料等)
の必要な方は6月8日までにお知らせください
協賛団体募集中!
協賛金のご協力をお願い致しております。
賛同団体募集中!
カンパもいただけるとありがたいです。
※協賛団体・賛同団体共、締め切り6月15日(金)
お問い合わせ・申込先
関西女性障害者ネットワーク 担当:藤原
電話(078)641-6618 FAX(078)641-6632
E-mail bescuit_fujiwara@yahoo.co.jp
住所 〒653-0812
神戸市長田区長田町5-3-22(自立生活センター神戸Beすけっと内)