「国連・人権勧告の実現を!」―すべての人に尊厳と人権を― 第29回学習会 オウム処刑と死刑制度を考える

2018年7月6日、オウム真理教教祖・麻原彰晃(松元智津夫)と幹部6人に死刑が執行され、26日には、残る6人の刑も執行されました。「あれほどの事件を起こしたのだから、死刑は当たり前だ」という町の声も多く聞かれますが、本当にそれでいいのでしょうか。
死刑執行を「平成」のうちに、と言うスケジュール優先の論理が先行し、十分に審議は尽くされたのか、後世に残すべき教訓は得られたのか、など、もっと裁判で明らかにしなければならないことがあったのではないでしょうか。
国家が人を殺す「死刑」は、EUではその制度を残しているだけで、加盟が許可されない問題なのに、日本では8割の人々が死刑制度に賛成していると言われます。そして、そのことが、日本の人権問題に対して海外からの批判を浴びてもいます。
今回は、オウム事件に関わり、オウム真理教の信者について深い洞察を基に著書や映像などを通して、世論に考える契機を与えてこられた森達也さんをお招きして、お話をお聞きし、この事件の問題点と死刑制度について、皆さんと一緒に考えたいと思います。ご参加をお待ちしています。
◆講師:森達也さん(映画監督・作家)
[プロフィール]
1956年広島生まれ。テレビディレクターとして多数のテレビドキュメンタリー制作後、1998年オウム真理教の信者を主人公とした映画『A』を公開。続けて『A2』を公開し高い評価を受ける。2011年『A3』(上下巻)を出版し講談社ノンフィクション賞受賞するなど、映像・活字双方で活躍。『死刑』『ニュースの深き欲望』『虐殺のスイッチ』など著書多数。15年ぶりの映画『FAKE』が2016年に公開。
◆日時:2019年2月23日(土) 18:30~20:30 (受付は18:15~)
◆会場:連合会館 2F 204会議室(千代田区神田駿河台3-2-11)
千代田線・新御茶ノ水駅 B3出口(徒歩0分)
丸ノ内線・淡路町駅 B3出口(B3出口まで徒歩5分)
都営新宿線・小川町駅 B3出口(B3出口まで徒歩3分)
JR中央線/総武線・御茶ノ水駅聖橋口(徒歩5分)
※会場は「平和フォーラム」で借りています。
◆参加費:500円
◆主催:「国連・人権勧告の実現を!」実行委員会

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